【完全版】人を信じる力を育てる5つの親の関わり方|赤ちゃん期から始まる『信頼の貯金』の作り方

「うちの子、大きくなって人を信じられない子になったらどうしよう」。

「だれかに裏切られて、傷つかないかな」。

子どもを大切に思うほど、こんな心配がふと頭をよぎりますよね。

この記事は、子どもに「人を信じる力」を育てたいママ・パパに向けて書きました。

やってしまいがちなNG3つ・今日からできる5つの関わり方・年齢別の早見表・よくある質問7つをまとめています。

先に結論を言うと、人を信じる力は赤ちゃんのころからの「信頼の貯金」で育ちます。

そして、この貯金はいつからでも増やせます。

見守り方のコツは「子どもの可能性を伸ばす『見守り』5つのコツ」、自分で決める力の育て方は「『自分で決める力』を育てる5つの家庭のヒント」もあわせてどうぞ。

子どもが自分で育つ力を支える3つの記事(見守り・信頼・選択)

目次

「人を信じる力」は、赤ちゃんのころから少しずつ育っています

「おなかがすいたら、来てくれた」。

「泣いたら、抱っこしてくれた」。

赤ちゃんは、こんな体験を何百回、何千回とくり返します。

そのたびに、心の中に「この世界は安心できる場所なんだ」という土台ができていきます。

心理学では、これを「基本的信頼」と呼んでいます(エリクソンという研究者の考え方)。

つまり、人を信じる力のスタート地点は、赤ちゃんのころの「応えてもらえた」経験ということです。

反対に、応えてもらえない体験ばかりが続くと、「人はあてにならない」という思いこみが育ちやすくなります。

子どもは、この思いこみを「人づきあいの地図」のようにして、その後の人間関係を進んでいくと言われています。

でも、安心してください。

信頼の貯金は、いつから始めても遅すぎることはありません。

幼児期でも、小学生でも、思春期でも、貯金は積み増せます。

くわしくは「応えることで安心の場所をつくる」と「親子の愛着・安全基地」の記事も参考にしてください。

ここが大事:人を信じる力は、赤ちゃんのころからの「信頼の貯金」で育ちます。「応える・約束を守る・うそをつかない・失敗したら仲直りする・人のいいところを言葉にする」の5つで、子どもの貯金はどんどん増えていきます。


信頼をこわしてしまうNG3つ

NG1:子どもの呼びかけに応えず、後回しにし続ける

「ちょっと待って」「今いそがしい」「あとでね」。

これを毎回のようにくり返すと、子どもは「この人はあてにならない」と覚えてしまいます。

もちろん、ときどきの「あとでね」は問題ありません。

気をつけたいのは、「だいたいいつも後回し」になっていることです。

「5秒だけ手を止める」「目を見て返事をする」だけで、貯金は守れますよ。

くわしくは「応えることで安心の場所をつくる」と「忙しくても深まる親子の時間」を参考にしてください。

NG2:約束をやぶる・うそをつく

「今度公園に行こうね」「今日は早く帰るね」。

こう言って守れない約束をくり返すと、信頼は一気に減ってしまいます。

子どもは、親の言葉をちゃんと覚えています。

基本のルールは、守れない約束はしない・守れなかったらちゃんと謝るの2つです。

小さなうそも、子どもは意外と見ぬいていますよ。

くわしくは「ありがとう・ごめんね」の記事と「家族ルール」の記事を参考にしてください。

NG3:人の悪口を子どもの前で言う

「あの先生はダメ」「あのお店は信用できない」。

親がこんな言葉を毎日のように口にしていると、子どもは「世の中は信じられない場所なんだ」と感じてしまいます。

「だれでも信じなさい」という意味ではありません。

「ふだんは人のいいところを見る」「悪口より、ありがとうを多く言う」くらいの気持ちで十分です。

くわしくは「自分が育った家のくせを断ち切る」と「怒らないラクな育児」を参考にしてください。


人を信じる力を育てる5つの関わり方

1. 呼びかけに「うん、なに?」と応える

子どもが「見て見て」「聞いて聞いて」と来たら、一度顔を向けて「うん、なに?」と応えます。

いそがしいときは、5秒だけ手を止めるだけで大丈夫です。

応えてもらえた体験が積み重なるほど、信頼の貯金は増えていきます。

完ぺきでなくていいので、「だいたいいつも応えてくれる」を目指しましょう。

くわしくは「応えることで安心の場所をつくる」と「親の黙る技」を参考にしてください。

2. 小さな約束ほど、必ず守る

「今度」「そのうち」ではなく、「何時に」「何曜日に」と具体的に約束します。

守れない約束は、最初からしないのがいちばんです。

守れなかったときは、「ごめんね、別の日にしよう」と謝って、代わりの日を決めましょう。

小さな約束を守ることが、言葉への信頼をつくります。

くわしくは「ありがとう・ごめんね」の記事を参考にしてください。

3. うそをつかない・ごまかさない

子どもには、わかる範囲で正直に話すのが基本です。

わからないことは「わからない」、言いたくないときは「今は言いたくない」と伝えればOKです。

作り話やごまかしが続くと、「この人は本当のことを言わない」と覚えてしまいます。

「大人にもわからないことがある」と見せるのも、立派な正直さですよ。

くわしくは「親が見本になる気持ちのコントロール」と「自分らしい育児」を参考にしてください。

4. 失敗したら、仲直りする

つい怒鳴ってしまった、約束をやぶってしまった。

そんなときこそ、仲直りのチャンスです。

「さっきの言い方、ごめんね」と素直に謝りましょう。

失敗しない親より、失敗しても仲直りできる親のほうが、子どもにとって最高のお手本になります。

「信頼はこわれても、また作れる」という希望を、子どもは親の姿から学びます。

くわしくは「自分が育った家のくせを断ち切る」と「ありがとう・ごめんね」の記事を参考にしてください。

5. 人のいいところを言葉にする

「今日〇〇さんが親切にしてくれたよ」「先生、よく見てくれてるね」。

こんなふうに、人のいいところに気づいた言葉を子どもの前で口にしてみてください。

「世の中には信じられる人がたくさんいる」という見方が、毎日の小さな言葉から育ちます。

信頼の貯金は、親子の間だけでなく、まわりの人への信頼にもつながっていきます。

くわしくは「子どもの強みを伸ばす声かけ」と「自己肯定感を育てる」を参考にしてください。


年齢別「信頼の貯金」の貯め方早見表

年齢 信頼の貯金の貯め方 親の具体的な関わり NGな関わり
0〜1歳 すぐに応えることが土台 泣いたらすぐ抱っこ・目を見て話す・笑顔で応える スマホを見ながらのお世話・無表情
2〜3歳 小さな約束を守る習慣 「お風呂に入ったら絵本ね」を毎日守る 気分で約束を変える
4〜6歳 うそをつかない正直さ わからないことは「わからない」と認める ごまかし・作り話
小学生 仲直りする力+人のいいところ 怒ったあとの「ごめんね」+人の親切を話す 人の悪口を毎日の会話に
思春期 ひとりの時間を大切にする+信頼を言葉に 「あなたを信じてる」をときどき伝える スマホ・SNSを勝手に見る

どの年齢でも、「応える」と「約束を守る」が共通の土台です。

毎日の小さな積み重ねが、子どもの一生の「人を信じる力」になっていきます。

くわしくは「その子のペースを受け止める」と「初めての思春期」を参考にしてください。


よくある質問

Q1. もう「信頼の貯金」が少ない気がします。今からでも間に合いますか?

間に合います。

信頼の貯金は、いつから始めても遅くありません。

今日から「応える」「約束を守る」「仲直りする」を意識すれば、貯金は少しずつ増えていきます。

気づいた今が、いちばんいいスタートですよ。

くわしくは「自分が育った家のくせを断ち切る」と「自分を責めない親になる」を参考にしてください。

Q2. 子どもに裏切られたらどうしよう、と不安です

「子どもを信じる」は、「何をしても許す」ではありません。

「あなたのことは信じている、でもまちがった行動は注意する」のセットです。

たとえ裏切られたと感じても、「あなた自身を信じる気持ちは変わらない」と伝えれば、貯金は守れます。

くわしくは「信頼をベースにしたしつけ」を参考にしてください。

Q3. パートナーが子どもの前で人の悪口を言うときは?

「悪口を言わないで」ではなく、「子どもの前では、人のいいところを多く話そうよ」と前向きに提案してみてください。

夫婦で「家の中の言葉」を少し意識するだけで変わります。

くわしくは「夫婦で育児方針をすり合わせる」を参考にしてください。

Q4. 残業や体調不良で約束を守れないときは?

「早めに伝える」+「代わりの日を決める」のセットが大切です。

「今日は遅くなるから、明日は早く帰るね」のように伝えましょう。

「楽しみにしてくれてたのにごめんね」と気持ちも伝えると、信頼は守れます。

くわしくは「『わたし』を主語にした伝え方」を参考にしてください。

Q5. 友だちに裏切られて落ちこんでいる子には?

まずは「悲しかったね」「つらかったね」と気持ちを受け止めます。

そのうえで、「信じる相手を見きわめる力が育つチャンスでもあるよ」と話してみてください。

人を信じる力は、信じる相手を選ぶ力でもあるんです。

くわしくは「子どもの気持ちの受け止め方」と「小学生の友だち関係」を参考にしてください。

Q6. 思春期になって、親への信頼がうすれたように見えます

思春期は、親から少しずつはなれていく時期なので自然な変化です。

信頼が消えたのではなく、自立していく途中なんです。

「信じてるよ」「困ったときはいつでもね」というメッセージだけ残しておきましょう。

くわしくは「初めての思春期」と「10歳の壁」を参考にしてください。

Q7. 親の自分が、人を信じるのが苦手です

親も、自分を育て直すことができます。

配偶者や友だち、カウンセラーなど、身近な信頼できる人との関係から少しずつ始めてみてください。

子どもと一緒に育っていく気持ちで大丈夫です。

くわしくは「自分にやさしくする育児」と「お母さんの心のケア」を参考にしてください。


🛍️ この記事のテーマに合う育児グッズ

親子の「応える時間」「約束を守る練習」に役立つ、わが家で実際に使ってよかったアイテム👇

・あかちゃんのあそびえほん 全19巻セット(きむらゆういち)
・残り時間が見える学習タイマー
・マグネットのお絵かきボード(約束メモにも)
・カードゲーム「言いカエル」
・ボードゲーム「ねことねずみの大レース」

その他の育児グッズは楽天ROOM(papasuta-room)にまとめています。

まとめ:今日から始める1つだけ

まずさけたいNG3つ

  • 子どもの呼びかけに応えず、後回しにし続ける
  • 約束をやぶる・うそをつく
  • 人の悪口を子どもの前で言う

人を信じる力を育てる5つの関わり方

  • 呼びかけに「うん、なに?」と応える
  • 小さな約束ほど、必ず守る
  • うそをつかない・ごまかさない
  • 失敗したら、仲直りする
  • 人のいいところを言葉にする

今日からまず1つ:子どもが呼びかけてきたら、5秒だけ手を止めて、目を見て応える。たった5秒で、信頼の貯金はちゃんと増えます。

人を信じる力は、毎日の「信頼の貯金」を少しずつ積み重ねることで育ちます。

5つの関わり方を続けていけば、子どもは人を信じる力と、信じる相手を見きわめる力の両方を持って大人になっていきます。

見守り方のコツは「子どもの可能性を伸ばす『見守り』5つのコツ」、自分で決める力の育て方は「『自分で決める力』を育てる5つの家庭のヒント」もあわせて読んでみてくださいね。

今日の育児グッズ紹介!

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表面は高級糸を使ったキルティング生地で耐久性も抜群

ヴィンテージフラワー柄には通気性の良い3Dメッシュクッション入りで薄くて軽量、持ち運びにも最適

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