「そろそろ卒乳したほうがいいのかな」と、ふと考えることはありませんか。
まわりの子が母乳やミルクを卒業したと聞くと、あせってしまいますよね。
でも、いざ始めようとすると「泣かせてしまうのがかわいそう」「夜中に何度も欲しがる」と、なかなか進まないものです。
この記事では、卒乳と断乳のちがいから、始める時期の見きわめ方、年齢別の進め方、やりがちな3つの失敗、今日からできる5つのコツまでを、やさしい言葉でまとめました。
月齢別の進め方がひと目でわかる早見表もつけています。
「わが子のペース」で、親子ともに笑顔で卒業できるように、いっしょに準備していきましょう。
あわせて読みたい「眠り・食事」の3記事
- 赤ちゃんの夜泣き対応・月齢別完全ガイド(卒乳期の夜間の授乳と合わせて)
- 子どもの寝かしつけのコツ完全ガイド(添い乳をやめる時の寝かしつけに)
- 子どもの偏食・好き嫌いの克服ガイド(卒乳後のごはん・水分の悩みに)
卒乳と断乳って、どうちがうの?
まずは言葉の意味を整理しておきましょう。
「卒乳」は、子どもが自然におっぱいやミルクを欲しがらなくなって、少しずつ離れていくことです。
子ども主導で、ゆっくり終わっていくイメージですね。
いっぽう「断乳」は、親のほうから「この日でおしまい」と決めて、区切りをつけてやめることです。
仕事復帰や次の妊娠、体調など、家庭の事情で日にちを決めることもあります。
どちらが正解ということはありません。
大切なのは、ご家庭の状況と子どもの様子を見て、無理のない方法を選ぶことです。
この記事では、卒乳も断乳もまとめて「おっぱい・ミルクの卒業」ととらえて、進め方を紹介していきます。
この記事のいちばん大事なこと:卒乳・断乳は「早くやめること」がゴールではありません。ごはんや水分がしっかりとれていて、親子ともに気持ちの準備ができたときが、いちばんの始めどきです。あせらず「わが子のペース」で進めましょう。
「まだ甘えたい」と「もう終わりにしたい」が両方あって当たり前
卒乳を進めていると、子どもが急に甘えん坊になったり、逆にあっさり離れたりして、とまどうことがあります。
これは子どもの心の中に「もっとおっぱいで安心したい」という気持ちと「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんになりたい」という気持ちが、同時にあるからなんです。
相反する2つの気持ちが心の中に同時にあることを、心理学では「両面感情(アンビバレンス)」と呼びます。
つまり、行ったり来たりするのは自然なことで、わがままでも後戻りでもない、ということですね。
親のほうも同じです。
「早く卒業させたい」と思う日もあれば、「この時間がなくなるのはさみしい」と感じる日もありますよね。
その揺れる気持ちを、まずは「あって当たり前」と受け止めてあげてください。
子どもの気持ちが揺れているときは、無理に押し切らず、少し立ち止まって様子を見るくらいがちょうどいいのです。
卒乳・断乳でやりがちな3つのNG
NG1:まわりと比べて急にあせってしまう
「◯◯ちゃんはもう卒乳したのに、うちはまだ…」とあせる気持ち、よくわかります。
でも、おっぱい・ミルクを卒業する時期は、子どもによって本当にバラバラです。
早い子もいれば、2歳を過ぎてゆっくり終わる子もいます。
まわりのスピードではなく、目の前のわが子の様子を基準にしてください。
あせって無理に進めると、かえって子どもが不安定になり、時間がかかってしまうこともあります。
NG2:泣くのがかわいそうで、あげたりやめたりを繰り返す
断乳を決めた日に、子どもが泣いて欲しがると、つい「今日だけ」とあげてしまいがちです。
気持ちはとてもよくわかります。
でも、あげたりやめたりが続くと、子どもは「泣けばもらえる」と感じて、かえって混乱してしまいます。
やめると決めたら、数日はぶれずに続けるほうが、結果的に子どもも早く気持ちを切り替えられます。
逆に「まだ早いかも」と感じたら、いったんやめる勇気も大切です。
NG3:ママひとりで抱え込んでしまう
夜中の授乳や寝かしつけを、ママひとりで背負っていませんか。
卒乳・断乳の時期は、夜泣きが増えたり、寝かしつけに時間がかかったりして、心も体も疲れやすくなります。
ここでパパの出番です。
夜の寝かしつけをパパが代わったり、日中に外遊びで気分を変えたりするだけで、ぐっとラクになります。
おっぱいのないパパの寝かしつけのほうが、子どもがあきらめて眠ってくれることも多いんですよ。
ひとりで抱え込まず、夫婦で「今週はこう進めよう」と作戦を共有しておきましょう。
おっぱいの代わりになる「安心のよりどころ」を用意してあげて
子どもにとっておっぱいやミルクは、栄養だけでなく「安心のスイッチ」でもあります。
だから、それを急になくすと、心のよりどころを失ったように感じてしまうのです。
そこで役立つのが、おっぱいの代わりになる「安心グッズ」です。
お気に入りのタオルやぬいぐるみ、いつもの毛布など、子どもが握ると落ち着くものですね。
こうした「おうちの外でも持ち歩ける安心のよりどころ」を、心理学では「移行対象」と呼びます(小児科医のウィニコットという研究者の考え方です)。
むずかしく考えなくて大丈夫です。
要は「おっぱいの代わりに、ぎゅっと安心できるものをそばに置いてあげる」ということ。
寝る前にその子のお気に入りを手渡して、背中をトントンしてあげると、少しずつおっぱいなしでも眠れるようになります。
抱っこや手つなぎ、絵本の読み聞かせも、りっぱな「安心のよりどころ」になりますよ。
今日から試せる、卒乳・断乳5つのコツ
コツ1:まずは「ごはんと水分」が足りているか確認する
卒乳・断乳を始める前に、いちばん大事なのがこれです。
おっぱい・ミルク以外の食事から、しっかり栄養がとれているか見てみましょう。
3回のごはんを食べていて、コップやマグで水やお茶が飲めていれば、体の準備はできています。
逆に、まだごはんをあまり食べない子は、無理に急がなくて大丈夫です。
食事や水分が心配なときは、子どもの偏食・好き嫌いの克服ガイドも参考にしてみてください。
コツ2:「あと何回寝たらバイバイね」と前もって予告する
ある日突然やめると、子どもはびっくりしてしまいます。
そこで、カレンダーを見せながら「この日でおっぱいバイバイしようね」と、前もって伝えておきます。
1歳半を過ぎた子なら、少しずつ言葉の意味がわかってきます。
「あと3回寝たらね」と毎晩数えると、子ども自身も心の準備ができます。
当日は「今日でおしまいだね、よくがんばったね」と、卒業をいっしょにお祝いしてあげましょう。
コツ3:日中は体をたくさん動かして気をそらす
おっぱいを欲しがるのは、ひまで手持ちぶさたなときが多いものです。
だから、日中は公園やお散歩でたっぷり体を動かして、楽しいことで頭をいっぱいにしてあげましょう。
おやつの時間や遊びの時間を決めておくと、「おっぱいタイム」だった時間を上手に置きかえられます。
疲れてぐっすり眠れると、夜中に欲しがる回数も自然と減っていきます。
コツ4:寝かしつけの方法を「おっぱい以外」に変えていく
添い乳(そいにゅう)で寝かしつけている場合、まずここが山場になります。
いきなりゼロにするのがむずかしければ、トントンや絵本、子守唄など、別の入眠の習慣を少しずつ足していきましょう。
「おっぱい→絵本→トントン」の順番を毎晩くり返すと、おっぱいなしでも眠れる流れができてきます。
寝かしつけのコツは子どもの寝かしつけのコツ完全ガイドに、夜間に何度も起きる場合は赤ちゃんの夜泣き対応・月齢別完全ガイドにくわしくまとめています。
コツ5:ママの体のケアも忘れずに
断乳を急に進めると、ママの胸が張って痛くなることがあります。
張って苦しいときは、我慢しすぎず、少しだけしぼって圧を抜いてあげましょう。
冷たいタオルで軽く冷やすと、痛みがやわらぎます。
しこりや赤み、熱っぽさが続くときは、無理をせず産婦人科や母乳外来に相談してください。
子どものことだけでなく、ママの体も大切にいたわってあげてくださいね。
月齢・年齢別 卒乳/断乳の進め方 早見表
「うちの子の時期は、どう進めればいい?」がひと目でわかるように、目安をまとめました。
あくまで一般的な目安なので、わが子の様子に合わせて調整してくださいね。
| 時期の目安 | 体の準備 | 進め方のポイント | 安心のよりどころ |
|---|---|---|---|
| 〜1歳ごろ | 離乳食が3回になり始める | 急がなくてOK。ミルク・母乳を軸にしつつ、食事量を少しずつ増やす | 抱っこ・スキンシップ中心 |
| 1歳〜1歳半 | ごはんをよく食べ、水分もとれる | 日中の授乳から減らす。遊びで気をそらす | お気に入りのタオル・ぬいぐるみ |
| 1歳半〜2歳 | 言葉が少しわかる | 「◯日でバイバイ」と予告。寝かしつけを別の習慣に | 絵本・子守唄・トントン |
| 2歳〜 | 会話ができる | 本人と約束してお祝い卒業。カレンダーで見える化 | 約束・ごほうびシール |
| 断乳(日を決める) | 食事・水分が安定 | 数日はぶれずに続ける。ママの胸のケアも必須 | パパの寝かしつけ・安心グッズ |
よくある質問(卒乳・断乳Q&A)
Q1. 卒乳・断乳はいつから始めるのがいいですか?
「この月齢から」という決まりはありません。
目安は、3回のごはんをしっかり食べ、コップやマグで水分がとれるようになったころです。
体の準備と、親子の気持ちの準備がそろったときが始めどきです。
Q2. 夜中だけおっぱいを欲しがります。どうすれば?
夜間の授乳は、最後まで残りやすい部分です。
まずは日中の授乳から減らし、夜はパパの寝かしつけや安心グッズで乗りきる方法がおすすめです。
あせらず、夜間は少しずつ回数を減らしていきましょう。
Q3. 泣いてかわいそう…続けても大丈夫?
数日は泣くこともありますが、多くの子は思ったより早く慣れていきます。
ただし、体調が悪いときや環境が大きく変わった直後は、無理に進めないでください。
「今はやめておこう」と一度中断するのも、りっぱな選択です。
Q4. 断乳したら、水分やごはんが減りました。
一時的に食欲や水分が減ることはよくあります。
コップやストロー、好きな飲み物を工夫しながら、少しずつ様子を見てください。
何日も水分をとれずぐったりする場合は、小児科に相談しましょう。
Q5. 卒乳したら、夜泣きが増えた気がします。
おっぱいで寝ていた子は、しばらく眠りが浅くなることがあります。
トントンや抱っこで安心させてあげれば、多くは1〜2週間で落ち着きます。
くわしい対処は夜泣き対応ガイドや子どもの睡眠時間ガイドも参考にしてください。
Q6. ママの胸が張って痛いです。
張って苦しいときは、少しだけしぼって圧を抜き、冷たいタオルで冷やしましょう。
しぼりすぎると母乳がまた作られるので、あくまで「ラクになる程度」にとどめます。
赤み・しこり・熱が続くときは、母乳外来や産婦人科を受診してください。
Q7. 一度やめたけど、また欲しがります。戻していい?
子どもの心が不安定なときは、一度戻しても問題ありません。
行ったり来たりは自然なことなので、自分を責めないでくださいね。
体調や気持ちが落ち着いたタイミングで、もう一度チャレンジすれば大丈夫です。
🛍️ 卒乳・断乳期に役立つ育児グッズ
卒乳の寝かしつけに使える「お気に入りのスリーパー(着る毛布)」や、コップ飲みの練習に便利な「こぼれにくいマグ」など、わが家で実際に使ってよかったアイテムは楽天ROOM(papasuta-room)にまとめています。
まとめ:今日からできる、いちばん小さな一歩
まず避けたい3つのNG
- まわりと比べてあせって急ぐ
- 泣くたびにあげたりやめたりを繰り返す
- ママひとりで抱え込む
今日から試せる5つのコツ
- ごはんと水分が足りているか確認する
- 「あと何回寝たらバイバイ」と予告する
- 日中は体を動かして気をそらす
- 寝かしつけをおっぱい以外に変えていく
- ママの胸のケアも忘れない
今日からまず1つ:寝る前に、お気に入りのタオルやぬいぐるみを手渡して、背中をトントンしてみましょう。おっぱいの代わりの「安心のよりどころ」を作る、いちばん小さな一歩です。
卒乳・断乳は、子どもの成長の節目であると同時に、親にとっても少しさみしい卒業式のようなものです。
だからこそ、期限に追われるより「わが子のペース」を大切にしてあげてください。
行ったり来たりしても大丈夫。
ごはんが食べられて、安心できる代わりのよりどころがあれば、その子なりのタイミングで必ず卒業できます。
眠りや食事の悩みが重なるときは、寝かしつけガイド・偏食ガイド・体調不良のホームケアガイドもあわせて読んでみてくださいね。
今日も一日、おつかれさまでした。
今日の育児グッズ紹介!
【雨の日もニコニコに変える耳付きキッズ傘が大人気】

ディズニーやサンリオ、ポケモンなど子どもたちの大好きなキャラが勢ぞろい 耳付きデザインでとっても可愛いから、雨の日でも気分が上がっちゃう
サイズは45cmと47cmから選べるから年齢や体格に合わせやすい 小さな手でも持ちやすくて登園や通学にピッタリ
透明窓つきで視界もバッチリ 安心して歩けるように工夫されているから、ママパパも嬉しいポイント
戮男の子も女の子もお気に入りのキャラで雨の日が楽しみに 傘嫌いだったお子さんもこれなら「さしたい」って思ってくれるかも
プチギフトや入園準備にもおすすめ 楽天ランキング1位の実力をぜひ体感してね
下記のURLをクリックして「楽天市場で見る」をクリックすると購入ページに飛べます!
https://room.rakuten.co.jp/papasuta-room/1700300493212361
🌱 自己肯定感・子どもの心を育てるシリーズ
子どもの自己肯定感・個性・主体性を育てるための関わり方を集めました。
- 子どもの長所を伸ばす魔法の声かけ5つ|自己肯定感を育てる「結果ではなく過程」の褒め方
- 子どもの個性を伸ばす親のサポート術5つ|「他の子と違う」と感じた時の声かけと環境作り
- 子どもの「やりたい!」を応援する声かけ5つ|習い事を「やめたい」と言われた時の対応も解説
- 【3〜6歳】自分と他人を区別する力の育て方|自我と社会性を育てる接し方
- 【0〜3歳】赤ちゃんの脳育ガイド|遊びで伸ばす可能性と親の関わり方
🌀 イヤイヤ期・反抗期を味方にするシリーズ
イヤイヤ期から思春期まで、子どもの「自我の主張」に上手に向き合う関わり方を集めました。
- 「ダメなママ」と思わない子育て術
- 反抗期を味方に!親が取るべき対応策
- 子どもに届く私メッセージ入門
- 子どもの感情を受け止める親の声かけ術
- イヤイヤ期を味方に!自立を育む対処法
- 「ダメ!」卒業|提案型声かけで伸ばす子どもの力
- 【1歳・2歳・3歳】イヤイヤ期は成長の証|信頼と自立を育む接し方
あわせて読みたい育児記事
関連記事|楽天で人気の育児便利グッズまとめ
毎日の育児がもっとラクになる便利グッズもチェックしてみてください。
コメント