夜9時、歯みがきも終わって、やっと寝室へ。
電気を消したとたん、「ママ、あそこに何かいる…」と子どもが布団にもぐりこむ。
トイレに行きたいのに「ひとりで行けない」と、寝かけたパパを起こしに来る。
ハロウィンの時期は、おばけの話やかざりが増えて、こんな夜が続くおうちも多いですよね。
この記事は、暗いところ・おばけ・夜のトイレなどをこわがる子どもに、どう接したらいいか迷っているパパ・ママに向けて書きました。
子どもの怖がりはいつまで続くのか・年齢別にこわがるものの早見表・こわがる理由・場面別の声かけ・やってはいけないNG3つ・今日からできる5つのこと・相談の目安・よくある質問7つまで、まとめてお伝えします。
先に結論を言うと、子どもの怖がりは「心がちゃんと育っているしるし」です。
直そうとしなくて大丈夫。
親が「安心の場所」になってあげれば、こわさは少しずつ小さくなっていきますよ。
📚 あわせて読むと安心なシリーズ記事
夜のこわがりは、眠りや性格ともつながっています。この3本と一緒に読むと、夜の過ごし方がぐっと整えやすくなります👇
・子どもが夜中に突然泣きさけぶのは夜驚症?夜泣き・悪夢との違いと対応
・子どもの寝かしつけのコツ完全ガイド(年齢別)
・引っ込み思案・恥ずかしがりな子への接し方
これだけは覚えて帰ってください(3つ)

くわしい話の前に、いちばん大事なところを先にお伝えします。
忙しい方は、まずこの3つだけ読んでくださいね。
🌟 子どもの怖がり 大事な3つのこと
① こわがるのは想像する力が育ってきた証拠。2〜6歳ごろに増えて、多くは小学生のうちに落ち着いていく
② 「こわくないよ!」と打ち消すより、「こわいね。パパがいるよ」とまず気持ちを受け止めるほうが早く落ち着く
③ 慣らすときは小さな一歩ずつ。「1人で行けた」より「ドアの前まで行けた」をほめる
子どもがこわがるのは「心が育っているしるし」

「うちの子、こわがりすぎじゃない?」と心配になる方も多いと思います。
でも、こわがること自体は、まったくおかしなことではありません。
こわいという気持ちは、もともと「危ないものから自分を守るため」の大切なしくみです。
つまり、こわがれるのは、体と心がきちんと身を守ろうとしているということなんです。
こわいものは、年齢とともに変わっていく
赤ちゃんのころは、大きな音や知らない人など、「目の前にあるもの」をこわがります。
2〜4歳ごろになると、暗いところ・おばけ・ひとりでいることなど、「目に見えないもの」がこわくなってきます。
これは、頭の中で「もしかしたら…」と想像できるようになったからです。
日本の研究でも、子どものこわいものは「見えるもの」から「見えないもの」へ移っていくと言われています。
こわいものの数は4歳ごろまで増えて、そのあと少しずつ減っていくという報告もあります。
小学生になると、おばけよりも「地震」「けが」「家族がいなくなること」など、本当に起こりうることがこわくなっていきます。
こわがりの度合いは、生まれつきの差も大きい
同じきょうだいでも、平気な子もいれば、とてもこわがる子もいますよね。
これは育て方のせいではなく、生まれ持った「性格のタイプ」のちがいが大きいんです。
慎重なタイプの子は、新しいものや暗い場所を、ほかの子より強くこわがりやすい傾向があります。
そのかわり、危ないことに飛びこみにくく、よく考えてから動ける良さもあります。
「こわがり=弱い子」ではなく、「よく気がつく子」と見てあげてくださいね。
こわがりな子が持っている3つの良さ
こわがりな子は、困ったところばかりに目がいきがちです。
でも、見方を変えると、すてきな力をたくさん持っています。
1つ目は、危ないことに気づく力です。
道路や高いところで、自分から立ち止まれる子が多いんです。
2つ目は、人の気持ちに気づく力です。
こわさを知っている子は、こわがっているお友だちの気持ちも分かりやすくなります。
3つ目は、想像する力です。
こわい想像ができるのは、お話を作ったり、ごっこ遊びを広げたりする力と同じ根っこから来ています。
つまり、こわがりは「育てたい力の裏がわ」でもあるということ。
そう思うだけで、夜中に起こされたときの気持ちも、少しやわらぐかもしれませんね。
年齢別・子どもがこわがるもの 早見表
ここまでの話を、年齢ごとに1つの表にまとめました。
わが子がいま、どのあたりにいるかを確認してみてください。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
※年齢はあくまで目安です。個人差がとても大きいので、表とずれていても心配しすぎないでくださいね。
「おばけ、本当にいるかも…」子どもの頭の中では、想像と本当がまざっている

大人から見ると、「おばけなんていないよ」で終わる話ですよね。
でも、幼児期の子どもの頭の中は、大人とは少しちがう世界になっています。
この時期の子どもは、「頭の中で思ったこと」と「本当にあること」の境目が、まだはっきりしていません。
たとえば、カーテンのゆれを見て「おばけかも」と思うと、それがそのまま「本当にいる」に近い感覚になるんです。
ぬいぐるみに話しかけたり、「お月さまがついてくる」と言ったりするのも、同じ時期の特徴です。
心理学では、こうした幼児期の考え方を「魔術的思考」と呼んでいます(ピアジェという研究者が説明した、子どもの考え方の育ち方の一つです)。
つまり、子どもにとっておばけは「うそ」ではなく、「本当にいるかもしれないもの」なんですね。
だから「いないよ」だけでは、こわさが消えない
想像と本当がまざっている子どもに、「いないよ」と理屈で伝えても、なかなか届きません。
むしろ「こわいって言ったのに、分かってもらえなかった」という気持ちが残ってしまいます。
この時期は、理屈で打ち消すより、子どもの想像の世界に一緒に入ってあげるほうがうまくいきます。
たとえば「おばけさん、パパがいると出てこないんだって」と、想像の中で守ってあげるやり方です。
想像する力がこわさを生んでいるなら、同じ想像する力で安心も作れるんですよ。
想像の力は、こわさにも勇気にもなる
こわい想像ができる子は、楽しい想像も、勇気が出る想像もできる子です。
「このライトはおばけよけの魔法のライトだよ」と言われると、本当に安心できるのもこの時期ならでは。
小学生くらいになって「おばけはいない」と分かるようになると、こうした方法は自然と卒業していきます。
今だけの、ちょっとかわいい時期だと思って、一緒に楽しんでみてくださいね。
こわさは「少しずつ近づく」と小さくなる

もう1つ知っておくと気持ちがラクになるのが、こわさの減り方です。
こわいものから完全に逃げ続けると、こわさはなかなか小さくなりません。
反対に、いきなり「1人で行っておいで」と押し出すと、こわさが大きくなってしまいます。
いちばんうまくいくのは、「ちょっとこわいけど、がんばれそう」な小さな一歩を、何度もくり返すことです。
心理学では、こうした慣らし方を「段階的エクスポージャー」と呼びます(こわさを少しずつ体験して慣れていく、という考え方です)。
つまり、はしごを1段ずつ上るように、小さな「できた」を重ねていけばいいんですね。
夜のトイレなら、こんなはしごになります
たとえば「夜ひとりでトイレに行けない」なら、こんな順番で進めます。
1段目は、パパと手をつないでトイレまで行く。
2段目は、パパはトイレのドアの前で待っている。
3段目は、パパは廊下のとちゅうで「ここにいるよ」と声をかける。
4段目は、パパは寝室で待って、トイレの電気だけ先につけておく。
5段目で、ひとりで行って帰ってくる。
1段に何日かかってもかまいません。
こわがったら1段戻ればいいだけなので、「失敗」はないと思ってくださいね。
場面別・こわがるときの声かけと関わり方

ここからは、よくある場面ごとに、すぐ使える声かけを紹介します。
暗い寝室がこわいとき
まずは「真っ暗にしなきゃ」という思いこみを外して大丈夫です。
足元を照らす程度の、オレンジ色などのやわらかい小さな明かりなら、眠りのじゃまになりにくいです。
声かけ例:「暗いとドキドキするよね。このライトがついてるから大丈夫だよ」
寝る前に、部屋の中を一緒に「パトロール」するのもおすすめです。
声かけ例:「クローゼットの中、よし!ベッドの下、よし!今日もおばけはいません!」
寝かしつけ全体の流れは、子どもの寝かしつけのコツ完全ガイドでもくわしくまとめています。
夜ひとりでトイレに行けないとき
夜のトイレは、こわがり相談の中でもとても多い場面です。
無理にひとりで行かせず、上の「はしご」で少しずつ進めましょう。
声かけ例:「今日はドアの前でパパが歌って待ってるね。1曲おわるまでに出てこられるかな?」
廊下やトイレに人感センサーのライトをつけると、「暗いまま歩く時間」がなくなって、ぐっと行きやすくなります。
夜のおねしょが気になる場合は、子どものおねしょへの対応もあわせて読んでみてください。
おばけの話・こわいテレビや絵本を見たあと
ハロウィンや夏のこわい話のあとは、夜になってから急にこわくなることがよくあります。
まずは「どんなところがこわかった?」と、こわさを言葉にしてもらいましょう。
言葉にすると、ぼんやりした大きなこわさが、少し小さく感じられるようになります。
声かけ例:「あのおばけ、こわかったね。もし出てきたら、どうやってやっつける?」
こわいものの絵を描いて、ちょっと面白い顔に描きかえる遊びも、4歳くらいからよく効きます。
こわい夢を見て起きたとき
こわい夢で起きたときは、まず抱きしめて「夢だったんだね。もう大丈夫」と伝えます。
夜中にくわしく聞き出すより、安心して眠り直せることを優先しましょう。
夢の話は、明るい朝に「どんな夢だった?」と聞いてあげると話しやすくなります。
もし、本人が覚えていないのに夜中に突然泣きさけぶ場合は、こわい夢とは別の「夜驚症」かもしれません。
見分け方は夜驚症と夜泣き・悪夢の違いでまとめています。
雷・花火・掃除機など大きな音がこわいとき
音のこわさは、「いつ鳴るか分からない」ことが大きな原因です。
掃除機なら「今からブーンってするよ。3、2、1」と、鳴る前に予告してあげるだけでずいぶん変わります。
雷のときは、「おうちの中は安全だよ」と伝えて、カーテンを閉めて毛布にくるまるなど「安心基地」を作りましょう。
声かけ例:「ゴロゴロって大きいね。パパとお布団の基地に入ろう」
犬・虫など生きものがこわいとき
生きものがこわい子に、いきなりさわらせるのは逆効果です。
まずは絵本や図鑑で見る、次に遠くから見る、次にお友だちがさわっているのを見る、と少しずつ近づきます。
声かけ例:「今日はここから見るだけにしようか。しっぽふってるね」
こわがる子には、「よく見ている子」の良さがあります。
あせらず、本人のペースを守ってあげてくださいね。
ハロウィンの時期に気をつけたい3つのこと

10月の終わりは、街にもテレビにも、おばけやがいこつのかざりがあふれますよね。
楽しいイベントですが、こわがりな子にとっては少しドキドキが多い時期でもあります。
次の3つを意識しておくと、楽しさだけを残しやすくなりますよ。
1. こわいかざりは「中身を見せる」
おばけのかざりがこわい子には、さわれるものなら一緒にさわって、中が布やビニールだと見せてあげましょう。
「ほら、中はふわふわの布だね」と分かると、想像の中のこわさがぐっと小さくなります。
こわがって近づけないときは、無理に見せず、その日はその場所を通らないだけで十分です。
2. 仮装は「本人が選ぶ」
こわい顔のお面や、まわりの大人の仮装に泣いてしまう子もいます。
子どもには、かぼちゃやかわいいおばけなど、本人が「これがいい」と選んだ仮装をさせてあげましょう。
大人が仮装するときは、子どもの目の前でかぶったり外したりして、「中はパパだよ」と見せてあげると安心します。
3. イベントの夜は「いつもより早めにおしまい」
楽しくてこうふんした日は、夜になってから急にこわさがよみがえることがあります。
イベントの日こそ、寝る前の1時間はテレビを消して、ゆったり過ごしましょう。
「今日楽しかったことベスト3」を話してから眠ると、楽しい気持ちで1日を終えられます。
パパだからできる「夜の安心係」
夜のこわがり対応は、ついママばかりになりがちです。
でも、ここはパパが活やくしやすい場面でもあります。
たとえば、寝る前の「おばけパトロール」は、パパの担当にぴったりです。
懐中電灯を持って「隊長、ベッドの下、異常なし!」と探検ごっこにすれば、こわい時間が楽しい時間に変わります。
夜のトイレのつきそいを、曜日でパパの担当にするのもおすすめです。
声かけ例:「今夜の夜のトイレ係は、パパだよ。いつでも呼んでね」
「パパも守ってくれる」と分かると、子どもの安心の場所が2つに増えます。
ママが休める夜も増えるので、家族みんなにうれしい役わりですよ。
ついやってしまうNG 3つ
こわがる子を前にすると、つい言ってしまう言葉があります。
よかれと思っても逆効果になりやすいものを3つ紹介します。
⚠️ NG1:「こわくない!」「そんなのいないよ」と打ち消す
子どもは本当にこわいと感じています。打ち消されると「分かってもらえない」と感じ、こわいことを言えなくなってしまいます。まずは「こわいね」と受け止めてから、安心を伝えましょう。
⚠️ NG2:しつけのために「おばけが来るよ」「鬼から電話するよ」とこわがらせる
その場では言うことを聞いても、夜のこわさが強くなったり、「親の言うことを聞くのはこわいから」という関係になったりしやすいです。しつけは、こわさではなく安心を土台にするほうが長く続きます。
⚠️ NG3:笑う・からかう・無理やりこわいものに近づける
「赤ちゃんみたい」と笑われたり、いきなり暗い部屋に入れられたりすると、こわさも恥ずかしさも大きくなります。慣らすときは、本人が「やってみる」と言える小さな一歩からにしましょう。
こわがらせるしつけについては、怖がらせない信頼ベースのしつけでも、くわしく書いています。
今日からできる5つのこと
最後に、今夜からすぐにできることを5つにしぼりました。
全部やらなくて大丈夫なので、できそうなものを1つ選んでみてください。
1. まず「こわいね」と気持ちに名前をつける
こわがったら、最初の一言は「こわいね」「ドキドキしたね」です。
気持ちを言葉にしてもらうと、子どもは「分かってもらえた」と感じて落ち着きやすくなります。
そのあとで「パパがいるから大丈夫だよ」と安心を足しましょう。
2. 小さな明かりで「真っ暗」をなくす
寝室や廊下に、やわらかい色の小さな明かりを置いてみましょう。
タイマーで消えるタイプなら、眠ったあとは自然に暗くなるので安心です。
「おばけよけのライト」と名前をつけると、子どもの安心感がさらに上がります。
3. 「安心のおまもり」を決める
お気に入りのぬいぐるみや抱き枕、タオルなどを「おまもり」にします。
声かけ例:「くまさんがいるから、ひとりじゃないよ」
手にふれるやわらかいものがあると、パパやママがいない時間も落ち着きやすくなります。
4. 「はしご」を作って、1段ずつ進める
こわい場面を1つ選んで、5段くらいのはしごに分けてみましょう。
上れたら「ドアの前まで行けたね!」と、その段をほめます。
結果より「やってみた」ことをほめるのがコツです。
5. 寝る前の5分は「楽しい話」で終える
寝る直前にこわい動画やお話を見ると、夜にこわさがよみがえりやすくなります。
寝る前の5分は、今日楽しかったことを話したり、明るい絵本を読んだりする時間にしましょう。
読み聞かせのコツは絵本の読み聞かせガイドにまとめています。
「こわい」を小さくする はしご早見表(夜のトイレの例)
上で紹介した「はしご」を、1枚の表にまとめました。
トイレ以外の場面でも、同じ考え方で作れます。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
※こわがったら、1段戻ってやり直せばOKです。1段に1週間かかっても問題ありません。
こんなときは相談してみてください
ほとんどの怖がりは、成長とともに自然と落ち着いていきます。
ただ、次のようなときは、ひとりで抱えこまずに相談してみてください。
📋 相談を考えたいサイン
□ こわさのせいで、何週間も眠れない日が続いている
□ 保育園・幼稚園・学校に行けないなど、毎日の生活が回らなくなっている
□ 年齢がすすんでも、こわがり方がどんどん強くなっている
□ 事故・災害・こわい出来事のあとから、急にこわがりがひどくなった
□ 腹痛や頭痛など、体の不調をよくうったえる
相談先は、かかりつけの小児科・お住まいの市区町村の子育て相談の窓口・保健センターなどです。
「こんなことで相談していいのかな」と思うくらいの内容でも、大丈夫ですよ。
相談するときは、「いつから」「どんな場面で」「どのくらいの回数」こわがるかを、スマホのメモに残しておくと話がスムーズです。
1週間ほど記録するだけで、「寝る前に動画を見た日に多い」など、パパ・ママ自身が気づけることもありますよ。
※相談の窓口や名前は自治体によってちがうので、お住まいの市区町村で確認してくださいね。
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よくある質問7つ
Q1. 子どもの怖がりは、いつまで続きますか?
個人差は大きいですが、暗いところやおばけをこわがるのは、4〜6歳ごろがピークになりやすいです。
小学生になって「おばけはいない」と分かってくると、多くの子は少しずつ落ち着いていきます。
ただ、慎重なタイプの子は、小学校の中学年くらいまで夜のトイレをこわがることもあります。
めずらしいことではないので、あせらなくて大丈夫です。
Q2. 寝るときに電気をつけたままでもいいですか?
明るい電気をつけっぱなしにすると、眠りが浅くなりやすいと言われています。
足元を照らす程度の、オレンジ色などのやわらかい小さな明かりがおすすめです。
タイマーで消えるライトなら、寝ついたあとは自然に暗くできます。
睡眠時間の目安は子どもの睡眠時間ガイドも参考にしてください。
Q3. 「おばけはいるの?」と聞かれたら、なんて答えればいい?
幼児期の子には、正解を教えるより安心を伝えるほうが大切です。
「パパは見たことないなあ。もし来ても、パパが守るから大丈夫」くらいがちょうどいいですよ。
小学生なら、「どうしてこわい話ができたと思う?」と一緒に考えるのも楽しいです。
Q4. しつけで「鬼が来るよ」と言うのは、やめたほうがいいですか?
たまに冗談で使う程度なら、すぐに大きな問題になるわけではありません。
でも、毎回こわさで言うことを聞かせていると、夜のこわがりが強くなったり、こわさがないと動けなくなったりしやすいです。
「なぜやめてほしいか」を短く伝えるやり方に、少しずつ切りかえていきましょう。
Q5. きょうだいで、上の子だけがすごくこわがります。
こわがり方には、生まれ持った性格のちがいが大きく関わっています。
「弟はひとりで行けるのに」と比べると、上の子は自信をなくしてしまいます。
比べずに、その子のはしごの段で「できた」をほめてあげてくださいね。
Q6. 急にこわがりになったのですが、大丈夫ですか?
引っ越し・入園・下の子の誕生など、環境が変わったときは、こわがりが強くなることがよくあります。
心が不安定なときに、「こわい」という形で出てくるんですね。
まずは一緒にいる時間を少し増やして、様子を見てみましょう。
こわい出来事のあとから急に強くなった、生活が回らないほどになった場合は、小児科などに相談してください。
Q7. 夜中に何度も起こされて、親がもう限界です。
毎晩起こされると、パパもママも本当にくたくたになりますよね。
夫婦で「今週は月水金がパパ」と夜の担当を分けるだけでも、ずいぶんラクになります。
ナイトライトやおまもりのぬいぐるみなど、親が行かなくても安心できる道具を増やすのも一つの方法です。
親が休めることも、子どもの安心につながる大事なことですよ。
あなたのおうちの「おばけよけ」は、どんな方法ですか?
おばけよけのライト、パトロール、おまもりのぬいぐるみ。
こわがる子を安心させる方法は、おうちの数だけあると思います。
わが家では、寝る前に「おばけさん、今日はお休みです」と2人でドアに言うのが、いちばん効きました。
あなたのおうちでは、どんな方法がうまくいきましたか?
🌿 この記事のまとめ
・こわがるのは想像する力が育った証拠。4〜6歳ごろがピークで、多くは成長とともに落ち着く
・幼児期の子は想像と本当がまざっている。「いないよ」より「こわいね。守るよ」が届く
・こわさは「小さな一歩」をくり返すと小さくなる。はしごを1段ずつ上る
・NGは「打ち消す」「こわがらせるしつけ」「笑う・無理に近づける」の3つ
・小さな明かり・おまもり・寝る前の楽しい5分で、夜はぐっと安心に変わる
おわりに
夜中に「こわい」と起こされると、正直「またか…」と思ってしまう日もありますよね。
疲れているときほど、「こわくないでしょ!」と言いたくなるのは、親として自然なことです。
でも、子どもが「こわい」と言いに来てくれるのは、パパやママを「安心の場所」だと思っているからなんです。
怖がりは、直すものではなく、一緒に小さくしていくもの。
今夜はまず、「こわいね。パパがいるよ」の一言から始めてみてください。
その一言で、子どもの夜も、あなたの夜も、少しずつラクになっていきますよ。
※この記事は2026年10月時点の、子どもの発達に関する一般的な情報をもとにまとめたものです。こわがり方には大きな個人差があります。眠れない日が続く・生活に支障が出ているなど心配なときは、かかりつけの小児科やお住まいの市区町村の子育て相談の窓口に相談してください。