夜中の1時ごろ、子ども部屋から「ギャーッ!」というさけび声。
あわてて行ってみると、子どもは目を開けたまま泣きさけび、抱っこしてもまったく落ち着かない。
名前を呼んでも、こちらが見えていないみたい…。
そんな夜をすごして、「うちの子、どこかおかしいのかな」と不安になっていませんか。
じつはそれ、「夜驚症(やきょうしょう)」かもしれません。
夜驚症は、2歳〜小学生くらいの子どもによくある「眠りのトラブル」のひとつです。
見ているとびっくりしますが、多くは成長とともに自然におさまっていきます。
この記事では、子どもが夜中に突然泣きさけぶときの正体について、夜泣き・悪夢との違いの早見表・何歳から何歳まで続くか・起こる原因・やってはいけないNG3つ・その夜からできる見守り5ステップ・減らすための昼と夜の工夫・受診の目安・よくある質問7つまで、まとめてお伝えします。
夜中に起こされて、ヘトヘトのあなたでもスッと読めるように、むずかしい言葉は使わずに書きました。
※この記事は2026年10月時点の一般的な情報をもとにしています。
気になる症状があるときは、かかりつけの小児科に相談してくださいね。
📚 あわせて読むと安心なシリーズ記事
夜中の泣きさけびは、毎日の眠り全体とつながっています。この3本と一緒に読むと、夜の悩みがぐっと整理できます👇
・赤ちゃんの夜泣き対応・月齢別完全ガイド
・子どもの睡眠時間|年齢別の目安早見表ガイド
・子どもの寝かしつけのコツ完全ガイド
これだけは覚えて帰ってください(3つ)

くわしい話の前に、いちばん大事なところだけ先にお伝えします。
夜中にこの記事を開いた方は、まずこの3つだけ読んでくださいね。
🌟 夜中に泣きさけぶときの大事な3つのこと
① 夜驚症は2歳〜小学生によくある眠りのトラブル。多くは成長とともに自然におさまる
② 泣いている間は無理に起こさない。ケガをしないように見守るだけで大丈夫
③ いちばんの予防は睡眠不足と疲れすぎを防ぐこと。早寝と寝る前の落ち着いた時間がカギ
夜中に突然泣きさけぶ…そんな夜、ありませんか

夜驚症に気づくきっかけは、だいたい同じです。
寝ついてから1〜3時間くらいたったころ、とつぜん大声で泣きさけびます。
体を起こしたり、手足をバタバタさせたり、ベッドから出ようとすることもあります。
汗をびっしょりかいて、心臓がドキドキしていることも多いです。
目はぱっちり開いているのに、話しかけても返事がありません。
抱っこしようとすると、かえって嫌がって暴れることもあります。
そして数分〜15分ほどすると、何事もなかったかのように、またスーッと眠ってしまうんです。
朝になって「夜、どうしたの?」と聞いても、本人はまったく覚えていません。
パパ・ママだけが、寝不足と不安をかかえて朝をむかえる…。
こんな経験をしているのは、あなただけではありませんよ。
「うちの子だけ?」と思わなくて大丈夫
夜驚症は、めずらしいものではありません。
調べ方によって数字は変わりますが、子どものうち数パーセント〜十数パーセントが一度は経験するといわれています。
つまり、クラスに何人かは同じような夜をすごしている子がいる、ということです。
夜中に泣きさけぶ姿は、親から見るとショックですよね。
でも、子ども本人は苦しんでいる自覚がなく、記憶にも残っていません。
まずは「よくあることなんだ」と知るだけで、気持ちが少しラクになりますよ。
夜驚症ってなに?脳は眠ったまま、体だけが起きている状態

夜驚症の正体を、できるだけやさしく説明しますね。
人の眠りには、「ぐっすり深い眠り」と「夢を見る浅い眠り」の2種類があります。
この2つは、一晩のあいだに波のようにくり返されています。
寝ついてすぐの1〜3時間は、いちばん深い眠りが続く時間帯です。
夜驚症は、この深い眠りから浅い眠りへ切りかわるときに起こります。
眠りの切りかえが、ちょっとだけ上手にできない
大人は、深い眠りから浅い眠りへ、スムーズに切りかえることができます。
でも、子どもの脳はまだ成長のとちゅうです。
そのため、切りかえのタイミングで脳の一部は眠ったまま、体と気持ちの部分だけが目をさましてしまうことがあります。
医学では、この状態を「部分覚醒(ぶぶんかくせい)」と呼んでいます。
つまり、「半分だけ起きている」ような、ふしぎな状態ということです。
だから目は開いていても、まわりのことはわかっていません。
話しかけても通じないのは、無視しているのではなく、本当に眠っているからなんです。
こわい夢を見ているわけではない
「こわい夢を見て泣いているのかな」と思う方も多いですよね。
でも夜驚症は、夢を見る浅い眠りではなく、深い眠りの最中に起こります。
そのため、はっきりした夢を見ていないことがほとんどです。
朝に覚えていないのも、そのためです。
見た目ははげしいですが、子ども本人はつらい記憶として残っていないことが多いので、そこは安心してくださいね。
成長とともに、自然におさまっていく
夜驚症の多くは、脳の成長にともなって自然に減っていきます。
眠りの切りかえが上手になると、だんだん起こらなくなるんです。
小学校の中学年〜高学年くらいまでに、ほとんどの子がおさまるといわれています。
「いつか終わるもの」と知っておくだけでも、夜の気持ちがずいぶん変わりますよ。
夜驚症・悪夢・夜泣きのちがい早見表
夜中に泣く理由は、夜驚症だけではありません。
こわい夢で目がさめる「悪夢」や、赤ちゃんの「夜泣き」とまちがえやすいので、表で見分け方をまとめました。
今夜の様子を思い出しながら見てみてください。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
いちばんわかりやすい見分け方は、「声かけが通じるかどうか」と「朝に覚えているかどうか」です。
話しかけても通じず、朝に覚えていなければ、夜驚症の可能性が高いといえます。
反対に、目がさめて「こわい夢見た」と話せるなら、悪夢のほうですね。
悪夢のときは、ぎゅっと抱きしめて安心させてあげるのがいちばんです。
何歳から何歳まで?年齢別の特徴と対応早見表
夜驚症は、年齢によって起こりやすさや注意点が少しずつちがいます。
わが子の年齢の行を見てみてくださいね。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
表のとおり、いちばん多いのは3〜6歳ごろです。
この時期は、体も心もぐんぐん成長して、毎日いろんな刺激を受けています。
そのぶん、眠りのリズムもゆらぎやすいんですね。
小学生になると、回数は自然と減っていくことがほとんどですよ。
どうして起こるの?夜驚症のきっかけ5つ

夜驚症は、病気というより「眠りの成長のとちゅうで起こるもの」です。
ただ、起こりやすくなるきっかけはわかっています。
思い当たるものがないか、チェックしてみてください。
きっかけ① 睡眠不足
いちばん大きなきっかけは、睡眠不足です。
眠りが足りないと、次の夜は深い眠りがいつもより強くなります。
そのぶん、切りかえのときに「半分だけ起きる」状態になりやすいんです。
夜ふかしが続いた週や、お昼寝をしなかった日に起こりやすい、という声もよく聞きます。
きっかけ② 疲れすぎ・興奮しすぎ
運動会、お出かけ、旅行、誕生日会。
楽しいイベントのあとの夜に起こりやすいのも、よくあるパターンです。
体が疲れすぎていたり、気持ちが高ぶったまま寝ると、眠りのリズムがみだれやすくなります。
きっかけ③ 生活の変化や緊張
入園・入学、引っ越し、きょうだいの誕生、クラス替え。
大人から見ると小さな変化でも、子どもの心には大きな出来事です。
昼間はがんばっていても、その緊張が夜の眠りに出てくることがあります。
保育園に行きたがらない時期と重なることもあるので、昼の様子もあわせて見てあげてくださいね。
きっかけ④ 発熱や体調不良
熱があるときや、かぜで鼻がつまっているときも、眠りが浅くなりやすいです。
いびきが大きい子や、寝ているときに呼吸が止まるような様子がある子は、眠りの質が下がっていることもあります。
この場合は、体調のほうを整えることが先になります。
きっかけ⑤ 体質(家族に多いことも)
夜驚症は、家族に同じような経験がある子に起こりやすいといわれています。
「パパも子どものころ、寝ぼけて歩き回っていたらしい」という話が出てくることもあります。
つまり、育て方のせいではなく、生まれつきの眠りのクセのようなものも関係しているんです。
「私の育て方が悪かったのかな」と、自分を責めないでくださいね。
やりがちなNGを3つ

夜中に泣きさけぶわが子を見ると、なんとかしてあげたくなりますよね。
でも、よかれと思ってやったことが、かえって長引かせてしまうことがあります。
先に、ありがちな落とし穴を知っておきましょう。
NG① 体をゆすったり、大声で呼んで無理に起こす
「起こしてあげれば落ち着くはず」と思いがちですよね。
でも、夜驚症のときは脳が深く眠っているので、すぐには起きられません。
無理に起こそうとすると、かえって混乱して、泣きさけびが長引くことがあります。
起きたとしても、わけがわからずこわくなってしまうこともあるんです。
基本は「起こさずに、そばで見守る」が正解ですよ。
NG② 力ずくで押さえつける
暴れていると、つい体を押さえて止めたくなります。
でも、強く押さえつけると、子どもはもっと暴れてしまうことがあります。
押さえるのではなく、ぶつかりそうな物をどける・落ちないように手をそえるくらいにとどめましょう。
NG③ 翌朝「夜すごかったよ」と問いつめる
朝になると、つい「昨日の夜、大変だったんだよ」と話したくなりますよね。
でも、本人は覚えていないので、言われても困ってしまいます。
何度も言われると、「寝るのがこわい」「ぼくはダメな子なのかな」と不安になることもあります。
不安は眠りを浅くして、夜驚症を起こりやすくしてしまいます。
夜のことは、わざわざ本人に話さなくて大丈夫ですよ。
その夜からできる見守り5ステップ

では、実際に夜驚症が起きたとき、どう動けばいいのでしょうか。
夜中にあわてないように、5つのステップにまとめました。
スマホにメモしておくのもおすすめです。
ステップ1 まず時計を見て、深呼吸する
泣き声で飛び起きたら、まず時計をチラッと見ます。
寝ついてから1〜3時間くらいなら、夜驚症の可能性が高いです。
そして、ひとつ深呼吸。
親があわてると、その空気は子どもにも伝わります。
「いつものやつだね」と心の中で言えたら、それだけで十分です。
ステップ2 ケガをしない環境をつくる
次に、まわりの安全を確認します。
ベッドから落ちそうなら手をそえる、角のある家具や物をどける。
歩き回るときは、階段や玄関のほうへ行かないよう、そっと進路をふさぎます。
やることは「止める」ではなく「ぶつからないようにする」だけです。
ステップ3 静かにそばで待つ
あとは、そばで静かに待ちます。
声をかけるなら、小さく低い声で「大丈夫だよ」「ここにいるよ」くらいで十分です。
部屋の明かりは、まぶしい電気ではなく、小さな明かりのままにしておきましょう。
多くは、数分〜15分ほどでおさまります。
長く感じますが、時計を見ると意外と短いことも多いですよ。
ステップ4 落ち着いたら、そっと布団へもどす
泣き声が止まり、体の力がぬけてきたら、おさまったサインです。
汗をかいていたら、タオルでそっとふいてあげます。
そのまま布団をかけて、もう一度眠りにもどるのを見守りましょう。
トイレに行きたそうなら、連れて行ってあげるのもいいですね。
ステップ5 時間と様子を記録しておく
最後に、起きた時間・続いた時間・どんな様子だったかを、かんたんにメモします。
その日の昼寝や、イベントがあったかどうかも書いておくと便利です。
記録がたまると、「疲れた日に出やすい」などのパターンが見えてきます。
もし受診するときも、メモがあると医師に伝えやすくなりますよ。
💬 夜中にそっとかける言葉の例
・「大丈夫だよ、パパ(ママ)ここにいるよ」
・「ゆっくりでいいよ、おふとんあったかいね」
・(落ち着いてきたら)「よしよし、もう一回ねんねしようね」
※返事は返ってこなくてOK。小さく低い声で、くり返しすぎないのがコツです。
パパ・ママが落ち着くことが、いちばんの安心になる
夜驚症の対応で、じつはいちばん大切なのは、見守る大人の落ち着きです。
子どもは、まわりの大人のようすを、言葉以上に感じとっています。
眠っている最中でも、そばにいる人の声のトーンや空気は、なんとなく伝わるものです。
心理学では、大人の落ち着きが子どもの気持ちを静めることを「共同調整(きょうどうちょうせい)」と呼んでいます。
つまり、親がゆったりしていると、子どもも落ち着きやすくなるということです。
親自身の寝不足も、大事にしていい
夜中に何度も起こされると、パパ・ママのほうが参ってしまいますよね。
親がフラフラでは、落ち着いて見守るのもむずかしくなります。
夫婦で「月水金はパパ、火木はママ」のように、夜の当番を分けるのもひとつの方法です。
ワンオペの日は、子どもが寝たらすぐに自分も寝るくらいでちょうどいいですよ。
家事が少し残っていても、あなたの睡眠のほうが大事です。
昼間は、たっぷり安心をためておく
夜驚症は、心の不安だけが原因ではありません。
でも、昼間の安心感が増えると、夜の眠りが落ち着きやすくなる子は多いです。
寝る前の5分だけ、ぎゅっと抱きしめたり、今日あったことを聞いたりしてみてください。
「今日たのしかったこと、ひとつ教えて?」と聞くだけでも、気持ちがほぐれていきますよ。
夜驚症を減らすための昼と夜の5つの工夫
夜驚症は「起きたときの対応」だけでなく、「起こりにくくする工夫」もできます。
どれも今日から始められる小さなことばかりです。
工夫① 早寝で睡眠時間をしっかり確保する
いちばん効果が期待できるのが、睡眠時間をふやすことです。
いつもより30分早く布団に入るだけでも、変わることがあります。
幼児なら、夜は10〜12時間くらいの睡眠がめやすです。
年齢ごとの目安は、子どもの睡眠時間の早見表でくわしく紹介しています。
工夫② お昼寝を上手に使う
お昼寝をやめたばかりの時期に、夜驚症が出ることもあります。
疲れている日は、短いお昼寝やお休みタイムを入れてあげましょう。
ただし、夕方に長く寝ると夜の寝つきが悪くなるので、午後3時までに切り上げるのがコツです。
くわしくは、子どものお昼寝はいつまで必要?の記事も参考にしてください。
工夫③ 寝る前の1時間は「しずかモード」に
寝る直前まではしゃいでいると、気持ちが高ぶったまま眠ることになります。
寝る1時間前から、テレビや動画、スマホは消しましょう。
部屋の明かりを少し落として、絵本を読む・お話をするなど、静かな時間にしていきます。
毎晩同じ流れで寝ると、体が「そろそろ寝る時間だ」と覚えてくれますよ。
工夫④ 寝る前にトイレをすませる
おしっこをがまんしていると、眠りの途中で体が目をさましやすくなります。
寝る前のトイレを、ルーティンに入れておきましょう。
夜中の水分のとりすぎにも、少し気をつけてあげてくださいね。
工夫⑤ 起きる時間が決まっているなら「少し前にそっと起こす」
毎晩ほぼ同じ時間に夜驚症が起きる子には、こんな方法もあります。
いつも起きる時間の15〜30分くらい前に、そっと声をかけて、ほんの少しだけ目をさまさせる方法です。
眠りのリズムをいったんリセットすることで、夜驚症が出にくくなることがあるといわれています。
ただし、やり方には注意が必要なので、試すときはかかりつけの小児科に相談してからにしてくださいね。
夜の安全対策チェックリスト
夜驚症のときは、起き上がったり歩き回ったりすることがあります。
ケガを防ぐために、寝室まわりを一度チェックしておきましょう。
✅ 寝室の安全チェックリスト
□ ベッドに落下防止のガードがついている(または布団で寝ている)
□ ベッドのまわりに角のある家具やおもちゃを置いていない
□ 足元が見える小さな明かり(常夜灯)がある
□ 階段の上にベビーゲートがある(2階で寝ている場合)
□ 玄関やベランダの窓に、子どもの手が届かない鍵がかかっている
□ 別の部屋で寝るなら、泣き声が聞こえる見守りモニターがある
全部そろえる必要はありません。
「うちの子の場合、どこが危ないかな」と考えて、できるところから整えてみてください。
家の中の事故防止については、子どもの家庭内事故を防ぐガイドもあわせてどうぞ。
こんなときは小児科へ相談を
夜驚症の多くは、様子を見ているうちに自然におさまります。
ただ、次のようなときは、一度かかりつけの小児科に相談してみてください。
🏥 相談を考えたいサイン
・ほぼ毎晩、または一晩に何回も起こる
・30分以上おさまらないことがある
・毎回まったく同じ動き(手足のつっぱり・ガクガクするなど)をくり返す
・ケガをした、またはケガをしそうになった
・大きないびきや、寝ているときに呼吸が止まる様子がある
・昼間もぼんやりする・ひどく眠そうにしている
・小学校高学年をすぎても続いている
スマホで動画を撮っておくと伝わりやすい
受診するとき、夜中の様子を言葉で説明するのはむずかしいですよね。
そんなときは、スマホで様子を動画に撮っておくと、とても役に立ちます。
医師も、実際の様子を見るほうが判断しやすくなります。
ほかの病気とのちがいを見分ける手がかりになることもあるんです。
安全を確保したうえで、余裕があるときだけで大丈夫ですよ。
救急に連絡したほうがいいとき
次のような場合は、夜驚症ではなく別の原因かもしれません。
意識がない、けいれんが5分以上続く、呼吸が苦しそう、顔色が悪い。
こんなときは、迷わず救急車を呼んでください。
判断に迷うときは、子ども医療電話相談の「#8000」に電話して相談することもできます。
きょうだい・お泊り・旅行のときはどうする?
家族の生活の中で、ちょっと困る場面もありますよね。
よくある3つの場面の対応をまとめました。
きょうだいが同じ部屋で寝ているとき
泣き声で、下の子や上の子まで起きてしまうことがあります。
夜驚症が多い時期だけ、寝る位置を少しはなすのもひとつの方法です。
起きてしまったきょうだいには「〇〇ちゃんは寝ぼけているだけだよ、大丈夫」と短く伝えてあげましょう。
お泊り保育・祖父母の家・お友だちの家
家以外で寝るときは、事前に先生や預け先に伝えておくと安心です。
「夜中に泣きさけぶことがあるけど、起こさずに見守ってもらえれば大丈夫です」とひとこと添えましょう。
知らないと、相手がびっくりしてしまいますからね。
祖父母に伝えるときは、この記事の早見表を見せるのもわかりやすいですよ。
旅行やイベントの夜
旅行先では、疲れと興奮と「いつもとちがう部屋」が重なります。
夜驚症が出やすい条件がそろっているので、心の準備をしておきましょう。
移動の車の中で少しお昼寝させる、夜は早めに部屋にもどる、などの工夫が役に立ちます。
ホテルではベッドの高さや窓の位置も、念のため確認しておくと安心です。
🛍️ この記事のテーマに合う育児グッズ
夜中の泣きさけびの見守りや、安心して眠れる寝室づくりに役立つ、わが家で実際に使ってよかったアイテム👇
・タイマー付きナイトライト(ひっくり返すだけで点灯・楽天1位)
・メッシュベッドガード(生後18か月〜5歳・転落防止)
・おやすみ音つきベビーモニター(設定不要のワイヤレスセット)
・Dreamegg ホワイトノイズマシン(寝室を静かな音で包む)
・ハグモッチmini(子ども用の抱き枕)
その他の育児グッズは楽天ROOM(papasuta-room)にまとめています。
よくある質問7つ
Q1. 夜驚症は、脳の病気なのでしょうか?
多くの夜驚症は、脳の病気ではありません。
眠りの切りかえがまだ上手にできない、成長のとちゅうのできごとです。
ただし、毎回同じ動きをくり返す・昼間にも気になる様子があるときは、小児科で相談してくださいね。
Q2. 何歳くらいでおさまりますか?
3〜7歳ごろがいちばん多く、小学校の中学年〜高学年までにほとんどがおさまります。
回数は少しずつ減っていくことが多いです。
中学生以降も続くときは、一度受診してみましょう。
Q3. 起こしたほうがいいのか、ずっと迷ってしまいます。
基本は、起こさずに見守るのがおすすめです。
無理に起こすと、かえって混乱して長引くことがあります。
ケガをしないように環境を整えて、そばで静かに待ってあげてください。
Q4. 抱っこしてもいいですか?
嫌がらなければ、そっと抱っこしても大丈夫です。
でも、抱っこで暴れてしまうなら、無理にしなくてOKです。
体にそっと手をそえるくらいが、ちょうどいいこともありますよ。
Q5. ストレスがあるサインなのでしょうか?
生活の変化や緊張がきっかけになることはあります。
でも、夜驚症があるからといって、必ず大きなストレスをかかえているわけではありません。
まずは睡眠時間と生活リズムを見直して、昼間の様子もやさしく見てあげてください。
Q6. 寝ぼけて歩き回るのも、同じものですか?
寝ぼけて歩き回る「夢中遊行(むちゅうゆうこう)」も、夜驚症と同じ深い眠りの時間帯に起こる、なかまのようなものです。
対応も同じで、起こさずにケガをしないよう見守り、そっと布団へもどしてあげます。
玄関や窓の鍵、階段のゲートなど、安全対策をしっかりしておきましょう。
Q7. 薬で治すことはできますか?
夜驚症は自然におさまることが多いので、ほとんどの場合は薬を使いません。
回数がとても多い・ケガの危険が高いなど、特別な場合に医師が考えることはあります。
気になるときは、自己判断せず小児科で相談してくださいね。
夜中の泣きさけび、あなたのおうちではどう乗り切っていますか?
夜中の泣きさけびは、経験した人にしかわからない大変さがありますよね。
「最初は救急車を呼ぶか本気で迷った」という声も、本当に多いんです。
でも、正体を知って見守り方がわかると、夜の不安はぐっと小さくなります。
あなたのおうちでは、夜驚症のある夜、どんなふうに乗り切っていますか。
「うちはこれで落ち着いた」という工夫があれば、ぜひ家族で共有してみてくださいね。
🌿 この記事のまとめ
・夜驚症は、深い眠りから半分だけ目がさめる状態。2歳〜小学生によくある
・見分けるポイントは「声かけが通じない」「朝に覚えていない」
・起きたら、無理に起こさず、ケガをしないように見守る
・いちばんの予防は、早寝と寝る前の「しずかモード」
・毎晩続く・30分以上・同じ動きのくり返しは小児科へ相談を
おわりに
夜中に泣きさけぶわが子を前にすると、どうしていいかわからなくなりますよね。
「なにもしてあげられない」と、自分を責めてしまう夜もあると思います。
でも、そばで静かに見守ることは、なにもしていないのではありません。
それこそが、夜驚症のときにいちばん大切な「してあげられること」なんです。
夜驚症は、子どもの脳が育っている途中のサインでもあります。
いつか「そういえば最近、夜に泣かなくなったね」と話せる日が、ちゃんと来ます。
それまでは、パパ・ママも自分の眠りを大切にしながら、無理せず乗り切っていきましょう。
今夜はきっと、昨日より少し落ち着いて見守れますよ。
※この記事は2026年10月時点の一般的な情報をまとめたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。気になる症状があるときは、かかりつけの小児科に相談してください。