【完全版】赤ちゃん返りはいつまで?上の子の気持ちと5つの対応|下の子が生まれたときの声かけとNG3つ

下の子が生まれたとたん、上の子が急に甘えん坊に戻ってしまった。

今までできていた着替えやトイレを「できない」と言い出したり、抱っこをせがんで泣いたり。

「どうしちゃったの?」と戸惑っているママ・パパは、本当に多いんです。

これは赤ちゃん返りと呼ばれる、上の子の心のサインです。

わがままでも、育て方の失敗でもありません。

この記事では、赤ちゃん返りはいつまで続くのか、上の子の気持ち、やってしまいがちなNG、そして今日からできる5つの対応を、年齢別の早見表つきでやさしくまとめました。

下の子が生まれる前の「予防の声かけ」から、生まれたあとの「上の子の心の満たし方」まで、疲れた頭でもすぐ使える形でお伝えします。

読み終わるころには、「ああ、そういうことだったのか」と、上の子への見方がやわらかくなっているはずです。

目次

赤ちゃん返り、こんなサインが出ていませんか?

赤ちゃん返り、こんなサインが出ていませんか?の図解

まずは、上の子にこんな様子がないか思い出してみてください。

・急に抱っこやおんぶをせがむようになった。

・できていた着替え・トイレ・食事を「やって」と甘えるようになった。

・おもらしやおねしょが増えた。

・おっぱいや哺乳びんをほしがる。

・わざと赤ちゃんの真似をして、赤ちゃん言葉を使う。

・下の子に意地悪をしたり、たたいたりする。

・夜泣きや寝ぐずりが復活した。

・登園しぶりが強くなった。

・理由もなく泣いたり、かんしゃくが増えた。

ひとつでも当てはまれば、赤ちゃん返りが始まっているのかもしれません。

いくつも当てはまっても、心配しすぎなくて大丈夫です。

でも、安心してください。

これらはすべて、上の子が「元気に成長している証拠」でもあるんです。

赤ちゃん返りは、上の子が新しい家族を受け入れようと、けんめいにがんばっている途中経過なんです。

赤ちゃん返りって、どうして起きるの?

赤ちゃん返りって、どうして起きるの?の図解

赤ちゃん返りとは、下の子が生まれたことをきっかけに、上の子が前より幼い行動に戻ることをいいます。

抱っこをせがむ、おっぱいをほしがる、わざと赤ちゃんの真似をする。

できていたことを「やって」と甘える、おもらしが増える、といった様子もよく見られます。

どれも「ママ・パパの愛情をもう一度確かめたい」という気持ちのあらわれなんです。

赤ちゃんが生まれると、家の中の空気が一気に変わりますよね。

今まで自分だけに向いていた親の目が、急に小さな存在に向かう。

上の子にとっては、それがとても不安なできごとなんです。

大人でいえば、ある日とつぜん職場に新しい人が来て、自分の席と仕事を半分ゆずることになった、そんな感覚に近いかもしれません。

心理学では、こうして幼い行動に戻ることを「退行(たいこう)」と呼んでいます(発達心理学の考え方)。

むずかしく聞こえますが、つまり「心が不安になったとき、安心できた昔にちょっと戻ろうとする働き」のことです。

赤ちゃん返りは、上の子が「ぼくのことも、まだ大好きでいてくれる?」と、言葉のかわりに体で聞いている状態だといえます。

だから、赤ちゃん返りが出る子ほど、親をしっかり信頼している証拠でもあるんです。

信頼している相手だからこそ、安心して甘えられる。

そう考えると、あの困った行動も、少しいとおしく見えてきませんか。

そしてもうひとつ、知っておいてほしいことがあります。

赤ちゃん返りは、ほとんどのきょうだい家庭で起こる、ごく自然な現象です。

「うちの子だけ?」と不安になる必要はまったくありません。

むしろ、出ないほうがめずらしいくらいなんです。

だから、上の子の甘えを見ても「順調に育っているんだな」と、どっしり構えていて大丈夫ですよ。

核心:赤ちゃん返りは「困った行動」ではなく「愛情を確かめたいサイン」です。叱って直すものではなく、安心で満たしてあげると、自然におさまっていきます。


よかれと思って…やりがちな3つのNG

よかれと思って…やりがちな3つのNGの図解

疲れている中でのがんばりが、逆に上の子を不安にさせてしまうこともあります。

まずは、この3つだけ避けてみてください。

NG1:「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ」と我慢させる

いちばん言ってしまいがちな言葉が、これです。

でも、上の子だってまだ小さな子どもです。

2歳や3歳の子に「お兄ちゃんだから」と言っても、心はまだ追いつきません。

「お兄ちゃんだから我慢」と言われるほど、「赤ちゃんばかりずるい」という気持ちがふくらんでしまいます。

その気持ちが強くなると、きょうだいげんかや下の子への意地悪につながることもあるんです。

「お兄ちゃんでしょ」の代わりに「甘えていいよ」と言ってあげてください。

NG2:甘えを「わがまま」と決めつけて叱る

抱っこの要求や赤ちゃんの真似を「わがまま」と受け取って、つい叱ってしまう。

忙しいときほど、そうなりがちですよね。

でも、これは上の子の不安のあらわれです。

叱られると「やっぱり嫌われた」と感じて、赤ちゃん返りがもっと強く出ることもあります。

気持ちが爆発してかんしゃくになる前に、まず気持ちを受け止めてあげてください。

甘えは、コップの水と同じです。

満たしてあげれば、あふれる前におさまっていきます。

NG3:「赤ちゃんかわいいでしょ?」を押しつける

下の子をかわいがってほしい気持ちは、よくわかります。

でも、まだ心の準備ができていない上の子に「かわいいでしょ」と何度も言うのは逆効果です。

上の子の中では「自分よりこの子が大事なんだ」と感じてしまうことがあります。

まずは上の子の心を満たすのが先です。

下の子への優しさは、上の子が満たされたあとに、自然とついてきます。

順番を「下の子より上の子が先」と覚えておくだけで、ぐっとラクになりますよ。


今日からできる、上の子の心を満たす5つの対応

今日からできる、上の子の心を満たす5つの対応の図解

むずかしいことは、ひとつもありません。

ポイントは「時間の長さ」より「上の子だけを見る瞬間」を作ることです。

下の子のお世話に追われる毎日でも、ほんの少しの工夫で上の子の心は満たせます。

全部やろうとしなくて大丈夫です。

気になったものを、ひとつだけ試してみてください。

1. 1日5分でいい「あなただけの時間」を作る

下の子が寝ているすきに、上の子とだけ過ごす時間を作ってみてください。

たった5分でも大丈夫です。

ひざにのせて絵本を読む、好きな遊びに付き合う、それだけで上の子は満たされます。

大事なのは「長さ」ではなく「あなただけを見ているよ」という密度です。

スマホは置いて、目を見て、名前を呼んであげてください。

「今はあなたを見てるよ」という時間が、いちばんの安心薬になります。

絵本の時間を特別にするコツは、後追いへの向き合い方の記事も参考になりますよ。

2. 甘えてきたら、断らずにたっぷり受け止める

「抱っこ」と言われたら、できるかぎり応じてあげてください。

甘えを受け止めてもらえた子は、心が満たされて、かえって早く自立していきます。

「甘やかすとクセになる」と心配になるかもしれませんが、逆なんです。

安心のコップがいっぱいになると、子どもは自分から外の世界へ出ていきます。

どうしても手が離せないときは「10数えたら抱っこするね」と約束して、必ず守ってあげてください。

「あとでね」で終わらせず、ちゃんと実行することが信頼になります。

3. 「大好き」を言葉と体で毎日伝える

上の子は今、「まだ好きでいてくれる?」と不安になっています。

だから、言葉にして伝えてあげてください。

「あなたが生まれてきてくれて、パパは本当にうれしいよ」と、ぎゅっと抱きしめる。

朝起きたとき、寝る前、この2回だけでも十分です。

一日一回の「大好き」が、赤ちゃん返りをやわらげます。

言葉が照れくさければ、ぎゅっと抱きしめるだけでも気持ちは伝わりますよ。

4. 「お世話係」にして、ほめる出番を作る

おむつを持ってきてもらう、赤ちゃんに歌を歌ってもらう。

小さなお手伝いをお願いして、「ありがとう、助かったよ」と大げさにほめてあげてください。

「自分は役に立つ大切な存在だ」と感じられると、上の子の自信になります。

「赤ちゃんが泣きやんだのは、お兄ちゃんのおかげだね」と伝えると、下の子への愛情も自然と芽生えます。

ただし、無理じいはしないこと。

やりたがらない日は、それでOKです。

5. パパの出番を増やして、ママを上の子に返す

下の子のお世話でママの手がふさがりがちな時期です。

だからこそ、パパが下の子をみて、ママが上の子とゆっくり過ごせる時間を作ってあげてください。

上の子は「ママをとられた」と感じやすいので、ママとの時間が特効薬になります。

パパは「下の子担当」になることで、ママの負担も軽くなり一石二鳥です。

産後のパパの動き方は、産後のパパの役割の記事にくわしくまとめています。

夜の対応がつらいときは、夜泣き対応もあわせて読んでみてください。


そのまま使える 上の子への声かけ例

そのまま使える 上の子への声かけ例の図解

とっさのときに言葉が出てこない、という声をよく聞きます。

そこで、場面別に「言いがちなNG」と「おすすめのOK」をならべてみました。

そのままマネして使ってみてくださいね。

甘えて抱っこをせがむとき

NG:「もうお兄ちゃんでしょ、自分で歩いて。」

OK:「抱っこしたかったんだね、おいで。ぎゅーってしよう。」

下の子に意地悪をしたとき

NG:「なんでそんなことするの!ダメでしょ!」

OK:「うらやましかったんだね。たたくのは痛いから、こっちでママと遊ぼう。」

できることを「やって」と甘えるとき

NG:「自分でできるでしょ、赤ちゃんじゃないんだから。」

OK:「いいよ、今日はママがお手伝いするね。半分こでやろうか。」

赤ちゃんばかり見てしまったあと

NG:(なにも言わずに終わる)

OK:「待っててくれてありがとう。さあ、次はあなたの番だよ。」

「ママなんてきらい」と言われたとき

NG:「そんなこと言う子は知りません。」

OK:「そっか、それくらいさみしかったんだね。ママはあなたが大好きだよ。」

夜中に何度も起きて甘えるとき

NG:「もう寝る時間!早く寝なさい!」

OK:「大丈夫、ママ(パパ)がそばにいるよ。手をつないで寝ようね。」

ポイントは、まず気持ちを言葉にして返してあげることです。

「〜だったんだね」と気持ちを代弁されるだけで、子どもの心はスッと落ち着きます。

正しく言い聞かせるより先に、まず「気持ちのオウム返し」をしてみてください。


下の子が生まれる前にできる、心の準備

下の子が生まれる前にできる、心の準備の図解

赤ちゃん返りは、生まれる前の準備でぐっと軽くできます。

妊娠中から、少しずつ心の土台を作っておきましょう。

まず、「赤ちゃんが来ても、あなたが一番大事だよ」と何度も伝えてあげてください。

上の子の赤ちゃん時代の写真やアルバムを一緒に見るのもおすすめです。

「あなたもこんなに小さくて、たくさん抱っこしたんだよ」と話すと、愛されている実感が深まります。

お世話ごっこができる人形や、赤ちゃんが出てくる絵本を一緒に楽しむのもいいですね。

入院や里帰りで生活が変わる場合は、事前に「この日はおばあちゃんとお泊まりだよ」と見通しを伝えておくと安心します。

そして、生まれたあとの環境の変化は、できるだけ少なくするのがコツです。

トイトレや卒乳、保育園の入園などの大きな変化は、出産と時期を重ねないほうが上の子はラクです。

入院中に、上の子あての手紙やちょっとしたプレゼントを用意しておくのもおすすめです。

「ママがいない間、がんばってくれてありがとう」の気持ちが伝わります。

退院して家に戻ったら、赤ちゃんを抱く前に、まず上の子をぎゅっと抱きしめてあげてください。

「いちばんに会いたかったのはあなただよ」という最初の一歩が、その後の安心につながります。

卒乳のタイミングに迷ったら、卒乳・断乳の進め方も参考にしてみてください。


年齢別 赤ちゃん返りの様子と関わり方 早見表

赤ちゃん返りの出方は、年齢によって少しずつちがいます。

わが子の年齢に近いところを見てみてください。

年齢 よくある様子 心の中 関わり方のコツ
1〜2歳 抱っこ要求が増える/おっぱいをほしがる/後追い まだ言葉にできず、体でくっつきたい スキンシップを増やす/短くても頻繁に抱っこ
2〜3歳 おもらしが戻る/わざと赤ちゃんの真似/イヤイヤ増加 「赤ちゃんになれば構ってもらえる」 できない前提で手伝う/責めずに受け止める
3〜4歳 下の子に意地悪/甘え泣き/登園しぶり 「ママをとられた」の不安と嫉妬 1対1の時間/気持ちを言葉にして代弁する
4〜6歳 お手伝いのやりすぎ/急に赤ちゃん言葉/夜の甘え いい子で気を引きたい/でも本当は甘えたい がんばりをほめる+甘えも許す/本音を聞く
小学生 口数が減る/反抗的/お腹が痛いなど体の不調 言えない我慢をため込みやすい 二人だけの外出/「我慢させてごめんね」と一言

年齢が上がるほど、赤ちゃん返りは「甘え」より「我慢」の形で出やすくなります。

目立たないぶん、意識して声をかけてあげてくださいね。

とくに小学生のお兄ちゃん・お姉ちゃんは、口に出さずに我慢していることが多いです。


よくある質問(Q&A)

Q1. 赤ちゃん返りはいつからいつまで続きますか?

多くは下の子の妊娠中〜生後半年ごろに始まり、数週間〜数か月でおさまることが多いです。

ただし、環境の変化に敏感な子は1年ほど続くこともあります。

期間には個人差が大きいので、「うちは長いな」と焦らなくて大丈夫ですよ。

Q2. 下の子が生まれる前にできる準備はありますか?

あります。

妊娠中から「赤ちゃんが来てもあなたが一番大事だよ」と伝えておくと安心します。

お世話ごっこの絵本を一緒に読んだり、上の子の赤ちゃん時代の写真を見せてあげるのもおすすめです。

Q3. おっぱいや哺乳びんをほしがったら、あげていいですか?

短い期間なら、応じてあげて構いません。

「赤ちゃんと同じにしてもらえた」という満足感が、心を落ち着かせます。

多くの子は満たされると、自分から「もういらない」と卒業していきます。

Q4. おもらしが戻ってしまいました。トイトレやり直しですか?

やり直す必要はありません。

これは一時的な赤ちゃん返りなので、責めずにさらっと対応してください。

気持ちが落ち着けば、また自然にできるようになります。

Q5. 下の子に手が出てしまいます。どうすれば?

まず、赤ちゃんの安全を守りつつ、上の子を強く叱らないことが大切です。

「赤ちゃんがうらやましかったんだね」と気持ちを言葉にしてあげてください。

そのうえで「たたくのは痛いから、なでなでにしようね」と行動だけを教えます。

Q6. 仕事で日中いないパパは、何ができますか?

短時間でも「上の子とだけ」の時間を持つのが効果的です。

お風呂を担当する、寝る前の絵本を読む、休日に二人で買い物に行く。

「パパはぼく(わたし)を見てくれる」という実感が、上の子の安心になります。

Q7. 何をしても落ち着きません。相談していいですか?

もちろんです。

眠れない・食べられない状態が続く、赤ちゃん返りが半年以上強く出るなど、心配なときは相談してください。

かかりつけの小児科や、自治体の子育て相談窓口、保育園の先生が力になってくれます。

Q8. 上の子と下の子、どちらを優先すればいいですか?

迷ったときは「上の子を先に」が基本です。

赤ちゃんは泣いても、少しの間なら安全な場所で待てます。

「ちょっと待っててね」と声をかけて、まず上の子に応えてあげてください。

上の子が満たされると、結果的に下の子にも優しくなり、家庭全体が落ち着きます。

Q9. 保育園ではしっかりしているのに、家で赤ちゃん返りします。なぜ?

それは、家が「安心して甘えられる場所」だからです。

外でがんばっているぶん、家では思いきり甘えて心のバランスを取っています。

「園ではえらいね、おうちでは甘えていいよ」と、両方を認めてあげてください。

家で甘えられる子は、外でしっかりがんばれる子でもあるんです。


こんな変化が見えたら、赤ちゃん返りは卒業のサイン

赤ちゃん返りは、必ず終わりが来ます。

次のような姿が見えてきたら、上の子の心が満たされてきた証拠です。

・下の子に自分からやさしく話しかけるようになった。

・「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と自分から言うようになった。

・甘える回数が少しずつ減ってきた。

・下の子のお世話を、うれしそうに手伝うようになった。

こうした変化は、ある日突然ではなく、少しずつあらわれます。

「最近、あまり抱っこって言わなくなったな」と気づいたら、大きな成長です。

そのときは「お兄ちゃんになったね」と、たっぷりほめてあげてください。

赤ちゃん返りを乗りこえた子は、思いやりの心がぐんと育ちます。

つらい時期は、きょうだいの絆を育てるための、大切な準備期間でもあるんです。


赤ちゃん返りが強く出やすいのは、どんなとき?

同じきょうだいでも、赤ちゃん返りの強さには差があります。

次のような場合は、少し強めに出やすいと知っておくと、心の準備ができます。

ひとつめは、上の子と下の子の年齢が近いときです。

2歳差・3歳差など年が近いほど、上の子もまだ甘えたい盛りなので、赤ちゃん返りが出やすくなります。

ふたつめは、それまでママやパパにべったり甘えていた子です。

愛情をたっぷり受けてきた子ほど、その分「減った」と感じやすいんです。

みっつめは、生活が一気に変わったときです。

入院や里帰り、引っ越し、保育園の入園などが出産と重なると、不安が大きくなります。

よっつめは、周りが下の子ばかりに注目したときです。

親戚や友人が赤ちゃんを囲んでいる場面で、上の子はぽつんと取り残された気持ちになります。

そんなときは「お兄ちゃんも来て、一緒に見よう」と、さりげなく輪に入れてあげてください。

強く出やすい場面がわかっていれば、先回りして声をかけられます。

「今、さみしいよね」と気づいてあげるだけで、上の子はぐっと救われます。


上の子の不安を減らす 毎日の小さな習慣

特別なことをしなくても、毎日のちょっとした習慣で上の子の心は安定します。

忙しい中でも続けやすい、小さな工夫を紹介します。

まず、朝いちばんの「おはよう」を、上の子から先にしてあげてください。

一日のはじまりに名前を呼ばれるだけで、「今日も大事にされている」と感じられます。

次に、寝る前の3分を「今日楽しかったこと」を聞く時間にしてみましょう。

一日の終わりに自分の話を聞いてもらえると、上の子は安心して眠りにつけます。

そして、下の子の授乳中は、上の子を「秘密の指定席」に座らせてあげてください。

ママの隣やひざの上を「あなただけの特等席」にすると、授乳のたびに満たされます。

この時間に一緒に絵本を読めば、退屈せずに待てる子も多いですよ。

最後に、写真や動画を撮るときは、上の子も必ず一緒に写してあげてください。

「赤ちゃんだけ」の写真ばかりだと、上の子はさみしさを感じてしまいます。

どれもお金のかからない習慣ばかりです。

ひとつでいいので、今日から取り入れてみてください。


がんばるママ・パパへ 自分の心も大切に

ここまで読んで、「そうは言っても、そんな余裕ない…」と感じた方もいるかもしれません。

その気持ち、とてもよくわかります。

下の子のお世話だけでへとへとなのに、上の子の心まで満たすなんて、本当に大変ですよね。

でも、覚えておいてほしいことがあります。

上の子の心を満たすために、いちばん必要なのは「完璧なママ・パパ」ではありません。

「疲れていても、ときどきぎゅっとしてくれる人」で十分なんです。

できない日があっても、自分を責めないでください。

親が笑顔でいることが、子どもにとって最高の安心材料です。

だからこそ、頼れるものはどんどん頼りましょう。

祖父母、一時預かり、ファミリーサポート、家事の時短グッズ。

あなたが少しラクになることは、まわりまわって上の子のためにもなります。

「上の子を大事にしなきゃ」と思えている時点で、あなたはもう十分いいママ・パパですよ。


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・表紙が見える絵本ラック(4段)
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まとめ:今日からまず1つだけ

まず避けたい3つのNG

  • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ」と我慢させる
  • 甘えを「わがまま」と決めつけて叱る
  • 「赤ちゃんかわいいでしょ?」を押しつける

上の子の心を満たす5つの対応

  • 1日5分の「あなただけの時間」
  • 甘えは断らずたっぷり受け止める
  • 「大好き」を言葉と体で毎日伝える
  • お世話係にして、ほめる出番を作る
  • パパの出番を増やして、ママを上の子に返す

今日からまず1つ:下の子が寝たら、上の子をぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」と伝えてみてください。それだけで、上の子の心はふっと軽くなります。

赤ちゃん返りは、上の子が「まだ愛されている」と確かめるための、大切な成長の一歩です。

叱って止めるのではなく、安心で満たしてあげれば、必ず落ち着いていきます。

そして落ち着いたころには、上の子は下の子にとって、いちばん頼れるお兄ちゃん・お姉ちゃんになっていますよ。

大切なのは、上の子の甘えを「困ったこと」ではなく「愛情を確かめるサイン」として受け止めることです。

見方が変わるだけで、毎日の関わりがずいぶんラクになります。

完璧を目指す必要はありません。

できる日に、できる分だけ、ぎゅっと抱きしめてあげれば十分です。

きょうだいの関わりに悩んだら、きょうだいげんかの対応やかんしゃくへの対応、後追いへの向き合い方もあわせてどうぞ。

今日もおつかれさまです。あなたのがんばりは、ちゃんと上の子に届いていますよ。

あせらず、あなたと家族のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。

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