「生まれたばかりの赤ちゃんに、聞こえの検査をしますね」。
産院でそう言われて、「え、耳の検査?うちの子、大丈夫かな…」と不安になったママ・パパは多いと思います。
この検査は「新生児聴覚スクリーニング検査(新生児聴覚検査)」といいます。
生まれて数日のあいだに、赤ちゃんの聞こえに生まれつきの問題がないかをそっと調べる検査です。
生まれつき耳の聞こえに問題のある赤ちゃんは、1,000人に1〜2人といわれています。
決してめずらしいことではなく、だからこそ、どの赤ちゃんにも早めに受けてほしい検査なんです。
この記事では、新生児聴覚スクリーニング検査の受け方・費用と公費助成のしくみ・結果の「パス」と「リファー(要再検査)」の見方・リファーだったときの流れまで、はじめてのママ・パパにもわかるようにやさしくまとめました。
とくに大切なのは、「リファー(要再検査)=難聴が確定、ではない」ということ。
この記事を読めば、むやみに怖がらず、落ち着いて検査に向き合えるようになります。
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新生児聴覚スクリーニング検査ってなに?
新生児聴覚スクリーニング検査は、赤ちゃんの「聞こえ」を生まれてすぐに調べる検査です。
「スクリーニング」とは、ふるい分けという意味です。
つまり「くわしく調べたほうがいい赤ちゃんを、早めに見つけるための最初のチェック」ということ。
赤ちゃんは自分で「聞こえにくい」と言えません。
見た目や泣き声では、聞こえの問題はなかなか気づけないんです。
だから、音への反応を機械で調べて、早く気づいてあげるしくみがつくられました。
聞こえの問題が早く見つかると、早いうちから手助けを始められます。
そうすると、ことばの育ちへの影響をできるだけ小さくできるといわれています。
これがこの検査のいちばん大きな目的です。
この記事の核心(ここだけ覚えてほしい3つ)
- 聞こえの問題は早く見つけるほど、ことばの育ちを助けやすい
- 検査は赤ちゃんが眠っている間に数分で終わり、痛みはまったくない
- 「リファー(要再検査)」でも、難聴が決まったわけではない。あわてなくて大丈夫
数字で見ると、もっと安心できます

不安なときは、数字で全体を見てみると落ち着けることがあります。
生まれつき聞こえに問題のある赤ちゃんは、1,000人に1〜2人といわれています。
めずらしすぎて他人事、というほど少なくはありません。
だからこそ、すべての赤ちゃんが受ける意味があるんですね。
そして、検査代を公費で助成している市区町村は、全国のおよそ8割にのぼります。
多くの自治体が「早く受けてほしい」と考えて、お金の面でも応援してくれているということ。
さらに、「リファー(要再検査)」になった赤ちゃんの多くは、精密検査で問題なしとわかります。
数字で見ると、過度に怖がる検査ではないことが分かってもらえると思います。
検査を受けるのはどんな赤ちゃん?

答えはシンプルで、「すべての赤ちゃん」です。
家族に耳の聞こえの心配がある・ないにかかわらず、生まれたすべての赤ちゃんが対象になります。
なぜなら、聞こえに問題のある赤ちゃんの多くは、家族に同じ心配がない家庭から生まれているからです。
「うちは大丈夫そう」と思っても、受けておく意味があるということ。
多くの産院では、入院しているあいだに「受けますか?」と声をかけてくれます。
国(こども家庭庁)も、すべての赤ちゃんが検査を受けられるようにと、各地の自治体に体制づくりをすすめています。
里帰り出産などで産院と住んでいる市区町村が違う場合もありますが、その場合も受けられるので安心してください。
検査はいつ・どうやって受けるの?

検査を受けるのは、生まれてから入院しているあいだです。
多くは生まれて2〜3日目、退院する前までに受けます。
場所は、出産した産院や病院の中。
ママやパパがどこかへ連れていく必要はなく、入院中にすませられることがほとんどです。
赤ちゃんは痛くない・つらくない
いちばん心配なのは「痛くないの?」というところですよね。
この検査に痛みはまったくありません。
赤ちゃんがぐっすり眠っているあいだに、そっと行います。
やさしい音を聞かせて、その音に脳や耳がちゃんと反応しているかを機械が読み取るだけです。
時間も短く、5分ほどで終わります。
赤ちゃんの体に針を刺したり、痛い思いをさせたりすることはないので、安心してください。
検査には2つの方法がある
検査の方法は、大きく2つあります。
ひとつは「自動ABR(自動聴性脳幹反応)」という方法です。
音を聞かせたときに、脳までちゃんと信号が伝わっているかを調べます。
もうひとつは「OAE(耳音響放射)」という方法です。
耳のおくから返ってくる小さな音をひろって、耳が働いているかを調べます。
どちらを使うかは産院によって違いますが、どちらも赤ちゃんにやさしい安全な検査です。
難しい名前ですが、「眠っているあいだに音の反応を調べるんだな」とだけ分かっていれば十分です。
検査当日は、こんな様子です
当日の様子を知っておくと、よりイメージがわいて安心できます。
多くの産院では、授乳のあとなど、赤ちゃんがよく眠っているタイミングを選びます。
赤ちゃんの耳に、やわらかいイヤホンのようなものをそっとあてます。
そこから小さな音を流して、反応を機械が記録します。
ママが付き添える産院もあれば、赤ちゃんだけ検査室で受ける産院もあります。
どちらでも、数分で戻ってきます。
赤ちゃんが泣いてしまったときは、落ち着いてから測り直すこともあります。
「うまく寝てくれるかな」と気負わなくて大丈夫。
産院のスタッフが、ちょうどいいタイミングを選んでくれますよ。
気になる費用と公費助成のしくみ

検査は、産院での出産費用とは別に、検査代がかかることが多いです。
金額は産院によって幅がありますが、だいたい3,000円〜7,000円くらいが目安です。
「え、自費なの?」とがっかりしなくて大丈夫。
いま、多くの市区町村が、この検査代の一部または全額を公費で助成しています。
国の調べでは、全国の市区町村のおよそ8割が公費による負担を行っています。
助成の金額は自治体によってちがい、「上限3,000円まで」といった形が多いです。
助成を受けるにはどうするの?
助成の受け方は、住んでいる市区町村によって少しずつ違います。
よくあるのは、母子健康手帳をもらうときに「受診票(検査の券)」が一緒についてくるパターンです。
この受診票を産院に出すと、その場で検査代が安くなったり、無料になったりします。
受診票を使わずに一度自分で払い、あとから申請してお金が戻ってくるパターンもあります。
里帰り出産などで受診票が使えなかったときは、あとからの申請で戻ることが多いです。
そのため、検査代の領収書は必ず取っておきましょう。
金額も受け方も自治体ごとに違うので、くわしくはお住まいの市区町村(母子保健の窓口)で確認してください。
結果の見かた「パス」と「リファー(要再検査)」

ここがこの記事でいちばん大切なところです。
検査の結果は、ふつう2つの言葉で伝えられます。
ひとつは「パス」。
これは「今回の検査では、音にしっかり反応していましたよ」という結果です。
もうひとつは「リファー」。
日本語では「要再検査」と書かれることが多いです。
リファー(要再検査)=難聴が決まった、ではありません。「もう一度くわしく調べましょうね」という合図です。あわてず、次の検査に進めば大丈夫です。
「リファー」と聞くと、「うちの子、耳が聞こえないの?」とパニックになってしまいがちです。
でも、ここは落ち着いてほしいところ。
生まれて数日の赤ちゃんは、耳のおくに羊水が残っていることがあります。
検査中に体を動かしたり、まわりの音がうるさかったりすることもあります。
こうした理由で、聞こえに問題がなくても「リファー」と出ることがよくあるんです。
実際に、リファーになった赤ちゃんの多くは、くわしい検査で問題なしとわかります。
だから「リファー=もう一度ていねいに確かめる段階」と考えてください。
この時点で泣きすぎてしまうママも多いですが、まずは深呼吸。
次の精密検査ではっきりさせれば、必ず前に進めます。
「リファー」だったときの流れ
では、リファーだったときはどう動けばいいのでしょう。
流れを知っておくだけで、ぐっと落ち着けます。
ステップ1:くわしく調べる病院を紹介してもらう
産院から、くわしい検査(精密検査)ができる病院を教えてもらえます。
自分で病院をさがす必要はありません。
ステップ2:精密検査を受ける
紹介された病院で、もう少しくわしい聞こえの検査を受けます。
ここでも、赤ちゃんに痛みのある検査ではないので安心してください。
ステップ3:結果にあわせて次を決める
精密検査で「問題なし」とわかれば、それで安心です。
もし聞こえにくさが見つかった場合も、早く分かったからこそ、早く手助けを始められます。
ステップ4:必要なら早めの手助け(療育)へ
聞こえにくさがわかったときは、補聴器やことばを育てる手助け(療育)につながります。
生まれて早い時期から手助けを始めると、ことばの育ちをしっかり支えられるといわれています。
聞こえのことで心配が続くときは、子どものことばの発達の記事もあわせて読んでおくと、その後の見通しが持てます。
受ける前に準備しておくこと
検査そのものは産院におまかせで大丈夫ですが、親として用意しておくとスムーズなことがあります。
✅ 準備チェックリスト
- 母子健康手帳(受診票がついていないか確認する)
- 住んでいる市区町村の助成があるか、金額と受け方を調べておく
- 里帰り出産のときは、里帰り先でも受けられるか産院に聞いておく
- 検査代の領収書を保管する場所を決めておく(あとからの申請用)
- 結果は母子健康手帳に記録してもらう(のちの健診で役立つ)
- 「リファー=難聴確定ではない」と、夫婦で先に知っておく
検査まるわかり早見表
ここまでの内容を、ひとめで分かる表にまとめました。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
※金額や助成の内容は、2026年10月時点の一般的な目安です。
※くわしい費用や助成は、お住まいの市区町村で必ず確認してください。
安心して受けるための5つの備え
1. 「全員が受ける検査」と知っておく
特別な赤ちゃんだけが受ける検査ではありません。
生まれたすべての赤ちゃんが対象の、ふつうのチェックです。
「何か心配があるから受けるの?」と身構えなくて大丈夫です。
2. 結果の言葉を先に知っておく
「パス」と「リファー」という言葉を、産前に夫婦で知っておきましょう。
はじめて聞く言葉だと、それだけで不安が大きくなります。
意味を知っていれば、結果を落ち着いて受け止められます。
3. 母子健康手帳の受診票を確認する
母子健康手帳をもらったら、聞こえの検査の受診票がついていないか見てみましょう。
ついていれば、検査代の助成がスムーズに受けられます。
4. 領収書をなくさない
あとから申請してお金が戻る自治体も多いです。
検査代の領収書は、母子健康手帳と一緒にしておくと安心です。
5. 結果は手帳に残してもらう
検査の結果は、母子健康手帳に書いてもらいましょう。
あとの健診や、耳鼻科にかかるときに役立ちます。
「パス」だった子も、その記録が将来の見守りに生きてきます。
赤ちゃんの「聞こえ」とことばの育ちの関係
どうして、聞こえの検査をこんなに早く受けるのでしょう。
それは、聞こえとことばが、とても深くつながっているからです。
赤ちゃんは、まわりの声や音をたくさん聞いて、ことばをためていきます。
ママやパパの「おはよう」「かわいいね」という声を、毎日耳にためこんでいるんです。
そのためこみがあって、1歳前後から少しずつ、自分でもことばを出すようになります。
もし聞こえにくさがあると、このことばのためこみがゆっくりになってしまいます。
でも、早いうちに気づいて手助けを始めれば、ためこみを別の形でしっかり支えられます。
だから「早く気づく」ことに、大きな意味があるんです。
聞こえは、ことばだけでなく、人とのやりとりや心の安心にもつながります。
赤ちゃんにとって、親の声が聞こえることは、何よりの安心なんですね。
おうちでできる 月齢別「聞こえ」の見守りチェック
検査が「パス」だった子も、成長のなかで聞こえを見守ってあげると安心です。
月齢ごとに、こんな反応があるかをそっと見てみましょう。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
これはあくまで目安で、育ちのペースには個人差があります。
一つできないからといって、すぐに心配する必要はありません。
気になる反応が続くときに、受診の手がかりにしてください。
こんなサインがあったら相談を
次のようなことが気になるときは、早めに小児科や耳鼻科で相談しましょう。
大きな音がしても、まったくビクッとしない。
名前をよんでも、くり返し振り向かない。
音のするおもちゃやテレビに、まるで興味を示さない。
1歳を過ぎても、ことばらしい声がほとんど出ない。
以前は声まねをしていたのに、だんだん減ってきた。
こうしたサインは、聞こえとは関係ないこともあります。
でも、気になる気持ちをそのままにしておくより、一度みてもらうほうが安心できます。
「心配しすぎかな」と思っても、相談していいんですよ。
この検査でわかること・わからないこと
新生児聴覚スクリーニングは、とても大切な検査です。
でも、「これを受ければ一生安心」というものではありません。
この検査でわかるのは、「生まれた時点での聞こえの様子」です。
反対に、生まれたあとに出てくる聞こえにくさは、この検査ではわかりません。
たとえば、中耳炎をくり返して一時的に聞こえにくくなることがあります。
また、生まれたときはパスでも、あとからゆっくり聞こえにくくなる子もまれにいます。
だからこそ、「パス」で終わりにせず、その後も反応を見守ることが大切なんです。
この検査は「はじめの一歩」で、見守りはずっと続いていく、と考えてくださいね。
もうひとつの新生児の検査とのちがい
入院中には、聞こえの検査のほかにも赤ちゃんの検査があります。
よく混同されるのが「新生児マススクリーニング」という検査です。
こちらは、赤ちゃんのかかとから少しだけ血をとって調べる検査です。
生まれつきの体質の病気を、早めに見つけるためのものです。
聞こえの検査とは、調べる目的も方法もまったくちがいます。
名前が似ていて、どちらも生まれてすぐに受けるので、ごちゃごちゃになりやすいんです。
ざっくり分けると、こう覚えておくと分かりやすいですよ。
聞こえの検査=音への反応を調べる、痛みなし。
マススクリーニング=かかとの血で体質の病気を調べる、少しチクッとする。
どちらも赤ちゃんを守るための大切な検査です。
産院から説明があったら、「これは聞こえのほう、これは血のほう」と整理して聞くと安心です。
やりがちな3つのNG
NG1:リファーと聞いてパニックになる
「リファー=難聴」と思いこんで、泣きすぎてしまう。
これがいちばん多いNGです。
リファーは「もう一度調べよう」の合図で、多くは問題なしとわかります。
まずは落ち着いて、次の検査に進みましょう。
NG2:「パス」で聞こえはもう安心と思いこむ
「パス」が出ても、それは生まれた時点での結果です。
成長してから、中耳炎などで一時的に聞こえにくくなることもあります。
よびかけへの反応がうすい・ことばが遅いと感じたら、その都度みてもらいましょう。
NG3:費用が気になって検査を見送る
「お金がかかるならいいかな」と受けないのは、もったいないです。
多くの自治体に助成があり、負担は思ったより小さいことがほとんど。
聞こえの問題を早く見つけられるメリットは、とても大きいです。
もし聞こえにくさが見つかったら
精密検査で聞こえにくさが見つかると、親としては大きなショックを受けます。
「これからどうなるの」と、頭が真っ白になるかもしれません。
でも、知っておいてほしいことがあります。
聞こえにくさがわかった赤ちゃんには、育ちを支えるいろいろな方法があるということです。
たとえば、聞こえを補う道具(補聴器など)を使う方法があります。
聞こえの程度にあわせて、ことばを育てる手助け(療育)につながることもできます。
どんな方法が合うかは、専門の病院や相談の窓口が、いっしょに考えてくれます。
親だけで抱えこまなくて大丈夫です。
そして、何より大切なのは、早く分かったぶんだけ、早く支えを始められるということ。
早く始めるほど、赤ちゃんのことばと心の育ちをしっかり助けられます。
「早く分かってよかった」と、あとから思える日がきっと来ます。
ひとりで悩まず、産院や自治体の窓口、同じ経験をした家族ともつながってみてください。
パパにできること・夫婦の分担
出産直後のママは、体も心もへとへとです。
だからこそ、聞こえの検査まわりはパパが引き受けると、ママがぐっと楽になります。
パパができることは、たとえばこんなことです。
母子健康手帳の受診票や、助成のしくみを先に調べておく。
里帰り先でも受けられるか、産院に電話で確認しておく。
検査代の領収書を受け取って、なくさないように保管する。
そして、もしリファーだったときに「大丈夫、もう一度調べるだけだよ」と、まず隣で落ち着くこと。
不安なママの横で、パパが落ち着いていてくれるだけで、家族の安心はぜんぜん違います。
「調べてくれてありがとう」とママに思ってもらえる場面は、実はこういう小さなところにあります。
赤ちゃんの検査を「ママまかせ」にしないことが、パパにできる最初の育児のひとつです。
こうした産後すぐの分担は、出産後の手続きチェックリストや産後ケア事業の記事とあわせて、夫婦で読んでおくとスムーズです。
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はじめての赤ちゃんとの暮らしで、わが家で実際に使ってよかったアイテムです👇
・母子手帳ケース(2人分・大容量)
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よくある質問
Q1. 検査を受けないとどうなりますか?
受けないこと自体に罰などはありません。
ただ、聞こえの問題に気づくのが遅れると、ことばの育ちへの手助けも遅れてしまいます。
とくべつな理由がなければ、受けておくことをおすすめします。
Q2. 入院中に受けられませんでした。もう無理ですか?
いいえ、大丈夫です。
退院後でも、産院や小児科・耳鼻科で受けられる場合があります。
受けそびれたときは、1か月健診のときなどに相談してみてください。
Q3. リファーでした。精密検査まで待つのがつらいです
その不安、とてもよく分かります。
でも、リファーになった赤ちゃんの多くは、精密検査で問題なしとわかります。
「確定ではなく、確かめる段階」と考えて、できるだけ早めに精密検査を受けましょう。
Q4. 里帰り出産でも受けられますか?
受けられます。
ただし、住んでいる市区町村の受診票が里帰り先で使えないことがあります。
その場合は一度自分で払い、あとから申請して戻る形が多いので、領収書を必ず取っておきましょう。
Q5. 費用はいくらくらいですか?
産院によって幅があり、おおよそ3,000〜7,000円が目安です。
多くの自治体が一部または全額を助成しているので、実際の負担はもっと小さくなることが多いです。
金額はお住まいの市区町村で確認してください。
Q6. 「パス」なら、もう聞こえの心配はいりませんか?
生まれた時点では安心という結果です。
ただ、成長してから中耳炎などで聞こえにくくなることもあります。
よびかけへの反応や、ことばの育ちは、その後も見守ってあげてください。
Q7. 検査で赤ちゃんが泣いてしまったら?
赤ちゃんが泣いたり動いたりすると、正しく測れずリファーになることがあります。
これは聞こえの問題とは関係ありません。
落ち着いたタイミングで測り直すことが多いので、心配いりません。
Q8. 上の子に聞こえの心配があります。下の子も受けたほうがいい?
はい、ぜひ受けてください。
家族に聞こえの心配があるときは、より気をつけて見てあげたいところです。
産院にその旨を伝えておくと、よりていねいに見てもらえます。
Q9. 検査の結果はいつわかりますか?
多くの場合、その場か、入院しているあいだにわかります。
結果は母子健康手帳に記録してもらえることが多いです。
その場で聞きそびれたら、退院までに産院へ確認しておきましょう。
Q10. 相談できる窓口はどこですか?
まずは出産した産院が、いちばん身近な相談先です。
そのほか、お住まいの市区町村の母子保健の窓口(保健センターなど)でも相談できます。
聞こえやことばの心配は、1か月健診や乳幼児健診でも相談できますよ。
おうちでは、赤ちゃんの聞こえをどう見守っていますか?
生まれてすぐの検査は、聞こえの育ちを見守るスタートラインです。
この先も、名前をよんだら顔を向ける・音のするほうを見る、といった小さな反応が大切な手がかりになります。
「うちの子、よびかけに気づいてるかな?」と感じたことがあれば、気軽にコメントで教えてくださいね。
この記事のまとめ
- 新生児聴覚スクリーニングは、生まれたすべての赤ちゃんが受ける聞こえの検査
- 入院中に、眠っているあいだに数分で終わる。痛みはない
- 費用はおよそ3,000〜7,000円。多くの自治体が助成している
- 結果の「リファー(要再検査)」は、難聴が決まったわけではない
- リファーでも、紹介された病院で精密検査を受ければ前に進める
今日からまず1つ:母子健康手帳を開いて、聞こえの検査の受診票がついていないか、助成の案内がないかを確認してみてください。生まれる前に知っておくだけで、産後の不安がぐっと軽くなりますよ。
赤ちゃんの聞こえは、ことばや心の育ちの土台になる大切なものです。
新生児聴覚スクリーニング検査は、その大切な聞こえを早めに見守るための、やさしい入り口です。
結果がどうであっても、早く知れたことは必ず赤ちゃんのためになります。
むやみに怖がらず、落ち着いて受けてあげてくださいね。
この記事が、産前産後の忙しい時期に、少しでも不安をやわらげる助けになればうれしいです。
※この記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。
※検査の費用・公費助成の内容・受け方は、お住まいの市区町村や産院によって異なります。
かならず最新の情報を、お住まいの市区町村や産院でご確認ください。