「わが子の話し方が、最近ちょっと気になる」——そんな心配を、そっと抱えていませんか。
「く、く、くるま」と、はじめの音をくり返す。
「くーーるま」と、音をのばす。
言いたいのに、はじめの言葉がつっかえて、なかなか出てこない。
そんなお子さんの様子を見て、「どこか悪いのかな」と不安になる方は、とても多いです。
これは「吃音(きつおん)」、いわゆる「どもり」と呼ばれるものです。
でも、どうか安心してください。
小さな子どもの吃音は、そのほとんどが成長の途中で自然に和らいでいきます。
まずは、この事実を知っているだけで、少し肩の力がぬけるはずです。
この記事では、子どもの吃音がなぜ起こるのかを、やさしく説明します。
そのうえで、やってはいけない対応(NG)と、安心して話せる5つの関わり方をお伝えします。
さらに、年齢・様子別の関わりと相談の目安の早見表や、相談先の選び方、よくある質問10問まで、まとめてご紹介します。
読み終わるころには、「こう向き合えばいいんだ」と、あわてず構えられるようになるはずです。
なお、この記事の内容は2026年9月時点の一般的な情報です。
気になることや判断に迷うことがあれば、必ずかかりつけの小児科や専門の窓口でご相談くださいね。
📚 あわせて読みたい「ことばと気持ちの育ち」シリーズ
吃音は、ことばや気持ちの育ちと深くつながっています。次の記事もあわせてどうぞ。
・子どもの言葉が遅い・言葉の発達ガイド|「わかる」が先に育ちます
・引っ込み思案・恥ずかしがりな子への接し方|内気は直さなくていい
・人見知り・場所見知りへの関わり方|安心の土台の育て方
その「どもり」、多くはちゃんと成長の途中です

まず、いちばん知っておいてほしいことをお伝えします。
小さな子どもがことばをつっかえるのには、ちゃんと理由があります。
けっして、体が弱いからでも、育て方のせいでもありません。
いちばんの理由は、「話したい気持ち」に「口の動き」が追いついていないことです。
2歳から5歳ごろは、ことばがぐんぐん伸びる時期です。
頭の中には、話したいことがどんどんあふれてきます。
でも、それをなめらかに声に出す口や舌の動きは、まだ育っている途中です。
だから、気持ちと口のスピードがかみ合わず、はじめの音でつっかえてしまうのです。
これは、ことばが育ってきた「成長のサイン」でもあります。
お子さんの中で、伝えたい気持ちがそれだけ大きく育っている証拠なのですね。
💛 ここだけは覚えておきたい大切なこと
子どもの吃音は、「話したい気持ちに、口の動きが追いつかない」ことから起きる、成長の途中の現象です。
専門的には「発達性吃音」と呼ばれ、ことばが伸びる2〜5歳ごろに多く見られます。多くは時間とともに自然に和らいでいくので、あせらなくて大丈夫です。
2〜5歳に多く、多くは自然に和らいでいきます
吃音は、20人に1〜2人ほどの子に見られる、めずらしくないものです。
出はじめるのは、ことばが増える2歳から5歳ごろが多いです。
ある日とつぜん、つっかえるようになることもよくあります。
「昨日まで普通だったのに」と、びっくりする方も多いですが、それも自然なことです。
そして、そのうちの6〜8割ほどは、3年ほどのあいだに自然に和らいでいきます。
女の子のほうが、自然に和らぎやすいとも言われています。
つまり、多くの子にとって吃音は「一時期のもの」なのです。
だからこそ、まわりの大人が神経質になりすぎないことが、とても大切になります。
つっかえ方には、3つのあらわれ方があります
ひとくちに吃音といっても、あらわれ方はいくつかあります。
知っておくと、お子さんの様子を落ち着いて見られるようになります。
一つ目は「連発」で、はじめの音をくり返すタイプです。
「く、く、くるま」のように、同じ音を何度もくり返します。
二つ目は「伸発」で、音をのばすタイプです。
「くーーるま」のように、はじめの音がのびます。
三つ目は「難発(なんぱつ)」で、はじめの音が詰まって出てこないタイプです。
「……っくるま」のように、声を出そうとしても言葉が出るまでに間があきます。
多くの場合、はじめは連発から始まります。
難発は少し目立ちやすいので、後ほど相談の目安のところでくわしくお伝えしますね。
年齢・様子別|おうちでの関わりと相談の目安 早見表
お子さんの今の様子で、気をつけるポイントは少し変わります。
まずは、お子さんの今に近いところを見てみてください。
「今はどう関わればいいか」が、ひと目で分かるようにまとめました。

📱 この早見表は画像として保存できます。画像を長押し →「写真に保存」(iPhone・Androidどちらも同じ)で、いつでもサッと見返せます。
表はあくまで目安です。
気になることがあれば、この目安より早く相談しても、まったく問題ありません。
やってはいけない3つの対応(NG)

よかれと思ってやったことが、じつは逆効果になることがあります。
ここでは、つい言ってしまいがちなNGを3つお伝えします。
NG1|「ゆっくり話して」「落ち着いて」と言う
いちばんやりがちなのが、この声かけです。
でも、これは子どもに「今の話し方はダメなんだ」と伝えてしまいます。
本人はわざとつっかえているわけではありません。
「ちゃんと話さなきゃ」と意識するほど、かえって力が入ってしまうのです。
話し方そのものには、あえてふれないでいてあげてください。
NG2|言い直しをさせる・先回りして言う
「もう一回言ってみて」と、言い直しをさせるのもNGです。
言い直しで吃音がよくなることはなく、プレッシャーになるだけです。
また、つっかえているのを見て、親が先回りして言葉を言ってしまうのも避けましょう。
「自分は最後まで話せない」と感じさせてしまうからです。
時間がかかっても、本人が言い終わるのを待ってあげてください。
NG3|まねやからかいを、放っておく
きょうだいやお友だちが、話し方をまねしたり笑ったりすることがあります。
これを放っておくのは、いちばん避けたい対応です。
本人が「話すのがこわい」と感じるきっかけになってしまいます。
「まねっこはしないよ」と、まわりの子にもやさしく伝えてあげましょう。
本人が安心して話せる空気をつくることが、何より大切です。
今日からできる|安心して話せる5つの関わり方

ここからは、おうちで実際にどう関わればいいかを5つにまとめます。
むずかしいことは一つもありません。
今日から、少しずつ試してみてくださいね。
コツ1|最後まで、ゆっくり聞いてあげる
つっかえても、口をはさまずに最後まで聞いてあげましょう。
うなずきながら、目を見て聞くだけで、子どもは安心します。
「ちゃんと聞いてくれている」という安心が、いちばんの支えになります。
コツ2|話し方でなく、「話の中身」に反応する
大切なのは、どう話したかではなく、何を話したかです。
「くるまが好きなんだね」と、中身に返事をしてあげてください。
つっかえたことにはふれず、話せた気持ちを受け止めてあげましょう。
コツ3|大人が、ゆっくり・ゆったり話す
大人が早口だと、子どもも合わせようとして焦ります。
親がゆっくり話すだけで、その場の空気がやわらぎます。
間をたっぷりとって、のんびり会話するのがおすすめです。
コツ4|せかさない時間と、環境をつくる
「早くして」と急かされると、ことばはよけいに出にくくなります。
朝の支度など、いそがしい時間ほど、少し余裕をもたせてあげましょう。
テレビを消して、静かに話せる時間をつくるのも効果的です。
コツ5|「話すって楽しい」を、積み重ねる
いちばん大切なのは、話すことが楽しいと感じてもらうことです。
好きな話や、絵本の読み聞かせで、一緒に笑う時間をふやしましょう。
歌や手遊びなど、リズムにのって声を出す遊びもおすすめです。
「話すって楽しい」という気持ちが、いちばんの土台になります。
💛 5つの関わりをひと言でまとめると
「最後まで聞く→中身に反応→大人がゆっくり→せかさない→話す楽しさを積み重ねる」。話し方を直そうとせず、安心して話せる空気をつくることが、いちばんの近道です。
つっかえ方が心配なとき、見ておきたいポイント

「ただの成長の途中なのか、相談したほうがいいのか」を迷う方も多いです。
見ておきたいポイントを、いくつかお伝えします。
体や顔に、力が入っていないか
はじめの音を出そうとして、体や顔に力が入ることがあります。
目をぎゅっとつぶったり、手足に力が入ったりする様子です。
こうした様子が増えてきたら、早めに相談するとよいでしょう。
本人が、気にしはじめていないか
「うまく言えない」と、本人が話すのをいやがることがあります。
特定の言葉をさけたり、話すのをためらったりする様子です。
気にしはじめているサインなので、安心を伝えつつ相談を考えましょう。
半年〜1年たっても、続いていないか
つっかえが半年から1年たっても続く場合は、一度相談するのが安心です。
相談は「治すため」だけでなく、「これからの見通しを知るため」でもあります。
早めに専門家とつながっておくと、親の不安もぐっと軽くなります。
年齢別|関わりのポイント

お子さんの年齢によって、関わりのコツも少し変わります。
それぞれの時期のポイントをまとめました。
2〜3歳|まずは、どっしり見守る
この時期に出はじめる吃音は、多くが自然に和らいでいきます。
本人が気にしていないことも多いです。
話し方にはふれず、楽しく会話することを大切にしてあげてください。
3〜5歳|園とも様子を共有する
おうちだけでなく、園でも同じように過ごしているかを共有しましょう。
先生に「話し方を指摘しないでほしい」とお願いしておくと安心です。
本人が安心して話せる場所を、家と園の両方でつくってあげましょう。
就学が近い時期|本人の気持ちを大切に
小学校が近づくと、まわりを気にしはじめる子もいます。
「あなたはあなたのままで大丈夫」と、くり返し伝えてあげてください。
心配なときは、就学前に一度専門家に相談しておくと見通しがもてます。
保育園・幼稚園と、どう連携する?

吃音は、家庭と園が同じ方向で関わることがとても大切です。
先生に伝えておきたいことをまとめました。
「話し方を指摘しないで」と伝える
まず、園でも話し方を指摘しないようお願いしましょう。
「ゆっくり話して」などの声かけも、控えてもらうと安心です。
家と園で対応をそろえることが、本人の安心につながります。
まわりの子への声かけをお願いする
お友だちがまねやからかいをしないよう、先生に見てもらいましょう。
先生からやさしく伝えてもらうだけで、まわりの空気は変わります。
本人が安心して過ごせるクラスづくりを、一緒にお願いしてみてください。
どこに相談すればいい?相談先の選び方
「相談したいけど、どこに行けばいいの?」と迷う方も多いです。
主な相談先を、分かりやすくまとめました。
言語聴覚士(ST)のいる窓口
ことばの専門家である言語聴覚士(ST)に相談できると心強いです。
病院のリハビリテーション科や、ことばの相談室などにいます。
お子さんの様子を見て、これからの関わり方を一緒に考えてくれます。
かかりつけの小児科・耳鼻いんこう科
まずは、かかりつけの小児科に相談してみるのもよいでしょう。
必要に応じて、専門の窓口を紹介してもらえます。
耳の聞こえなど、ほかに気になることがあれば耳鼻いんこう科も頼りになります。
自治体の発達相談・保健センター
お住まいの市区町村の発達相談や、保健センターも相談先になります。
吃音にくわしい専門機関を教えてもらえることもあります。
費用の心配なく相談できることが多いので、気軽に問い合わせてみてください。
なお、相談先や制度の内容は自治体によって異なります。
2026年9月時点の情報ですので、くわしくはお住まいの市区町村で確認してくださいね。
相談は、早すぎることはありません
「まだ相談するほどじゃないかな」と、ためらう方はとても多いです。
でも、相談に「早すぎる」ということはありません。
「今は見守りで大丈夫」と教えてもらえるだけでも、心が軽くなります。
不安な気持ちをかかえこむより、一度話してみるほうがずっと楽になりますよ。
相談・受診では、どんなことをするの?
「相談に行っても、何をされるのか分からなくて不安」という声もよく聞きます。
だいたいの流れを知っておくと、相談のハードルがぐっと下がります。
まずは、様子をていねいに聞かれます
いつから、どんなふうにつっかえているか。
本人が気にしているか、園ではどうか、といった様子を聞かれます。
あらかじめ、気づいた時期や様子をメモしておくとスムーズです。
今の状態を見て、見通しを教えてくれます
お子さんの話す様子を見て、今の状態を見てくれます。
そのうえで、これからどう関わればいいかを一緒に考えてくれます。
「今は見守りで大丈夫」と分かるだけでも、気持ちがずいぶん楽になります。
必要に応じて、ことばの練習をすることも
年齢や状態によっては、遊びを通したことばの練習をすることもあります。
本人が楽しみながら取り組める工夫がされているので、安心してください。
家庭での関わり方も、具体的にアドバイスしてもらえます。
パパにもできる、吃音のサポート
吃音のサポートは、ママだけのものではありません。
パパにもできることが、たくさんあります。
ゆっくり聞く「聞き役」になる
仕事から帰ったら、まずお子さんの話をゆっくり聞いてあげましょう。
パパがどっしり構えて聞くだけで、家全体の空気が落ち着きます。
「今日はどんなことがあった?」と、のんびり聞いてあげてください。
ママの不安に、寄りそう
わが子の話し方が気になると、ママも一人で悩みがちです。
「大丈夫、一緒に見ていこう」と声をかけるだけで、心が軽くなります。
相談に行くときは、できるだけ一緒に行ってあげてください。
遊びの中で、話す楽しさを届ける
お風呂での歌や、絵本の読み聞かせは、パパの得意分野にできます。
リズムにのって声を出す遊びは、楽しくて気持ちもほぐれます。
「話すって楽しい」を、パパからもたっぷり届けてあげましょう。
吃音があっても、その子らしく育っていけます
「このまま大人になったらどうしよう」と、先を心配する方もいます。
でも、どうか、あまり遠い先まで不安になりすぎないでください。
大切なのは「話し方」より「自信」です
子どもにとっていちばん大事なのは、なめらかに話せるかどうかではありません。
「自分は大丈夫」という、心の自信です。
おうちで安心して話せた経験が、その自信を育てていきます。
話し方より、自信を育てることを大切にしてあげてください。
「あなたはあなたのままでいい」を伝え続ける
吃音があってもなくても、お子さんのすてきさは変わりません。
「あなたはあなたのままでいいんだよ」と、くり返し伝えましょう。
その言葉が、これから先の心の支えになっていきます。
親が笑っていることが、いちばんの安心
親が深刻な顔をしていると、子どもも不安を感じ取ります。
どっしり構えて、いつもどおり笑っていてあげてください。
「大丈夫」というあなたの空気が、お子さんをいちばん安心させます。
きょうだいやお友だちが、気づいたら
「なんで◯◯くん、へんな話し方するの?」と、子どもが聞いてくることがあります。
そんなときの伝え方も、知っておくと安心です。
「わざとじゃないんだよ」と伝える
まず、本人はわざとやっているわけではないと伝えましょう。
「ことばがつっかえちゃうことがあるんだよ」と、やさしく説明します。
むずかしい言葉はいりません。
「まねっこはしないでね」と約束する
まねをしたり笑ったりしないことを、やさしく約束しましょう。
「最後まで聞いてあげてね」と伝えるだけで十分です。
子どもは、教えてもらえば、ちゃんと分かってくれます。
吃音について、よくある誤解
吃音には、じつは間違って伝わっている話も少なくありません。
正しく知っておくと、まわりの言葉に振り回されずにすみます。
「気にしすぎ」「甘え」ではありません
「気持ちの問題」「甘えているだけ」と言われることがあります。
でも、それは大きな誤解です。
吃音は、ことばが育つ途中で起きる、体の自然な現象です。
本人の努力や、心の弱さのせいではまったくありません。
利き手や、しつけとは関係ありません
「左利きを直したから」といった話を耳にすることがあります。
これも、医学的な根拠のない言い伝えです。
しつけの厳しさや、家庭のあり方が原因になるわけでもありません。
まわりの古い言い伝えに、心を痛める必要はないのです。
「無理に話させない」ほうがいい
「たくさん話させれば慣れる」と考える方もいます。
でも、無理に話させることは、かえってプレッシャーになります。
大切なのは量より、本人が話したくなる空気です。
話したい気持ちがあふれたときに、じっくり聞いてあげましょう。
話しやすい一日をつくる、時間帯別の工夫
毎日のくらしの中に、話しやすくなる工夫を少し取り入れてみましょう。
時間帯ごとのちょっとしたコツをまとめました。
朝|「早くして」を、少し減らす
朝は、どうしても急かしてしまいがちな時間です。
でも、せかされるほど、ことばは出にくくなります。
5分早く起きるだけで、心にゆとりが生まれます。
「まだ大丈夫だよ」と、のんびり構えてあげてください。
日中|好きな遊びで、たくさん笑う
好きな遊びに夢中になっているときは、ことばものびのび出ます。
一緒に笑い合う時間を、一日の中にふやしてみましょう。
「話すって楽しい」という感覚が、自然に積み重なっていきます。
寝る前|ゆっくり、今日の話を聞く
寝る前は、一日でいちばん落ち着ける時間です。
ふとんの中で、今日あったことをゆっくり聞いてあげましょう。
つっかえても、うなずきながら最後まで聞くだけで十分です。
「聞いてもらえた」という安心が、次の日の元気につながります。
よくある質問(FAQ)
Q1|吃音は、親の育て方のせいですか?
いいえ、育て方が原因ではありません。
吃音は、ことばが育つ途中で起きる現象です。
どうか、ご自分を責めないでくださいね。
Q2|放っておいても、治りますか?
多くの子は、3年ほどのあいだに自然に和らいでいきます。
ただ、気になる様子があれば、早めに相談すると安心です。
相談は「これからの見通しを知る」ためにも役立ちます。
Q3|「ゆっくり話して」と言うのはダメですか?
はい、なるべく避けたい声かけです。
本人に「今の話し方はダメ」と感じさせてしまうからです。
話し方にはふれず、話の中身に反応してあげてください。
Q4|いつ相談に行けばいいですか?
つっかえが半年から1年続くときが、一つの目安です。
体に力が入る・本人が気にする・からかわれる場合は、早めに相談を。
迷ったら、この目安より早く相談してもまったく問題ありません。
Q5|何科・どこに相談すればいいですか?
言語聴覚士のいる窓口や、かかりつけの小児科が相談先になります。
自治体の発達相談や保健センターも頼りになります。
どこに行けばいいか迷ったら、まずかかりつけ医に聞いてみましょう。
Q6|下の子にうつったりしませんか?
吃音は、風邪のようにうつるものではありません。
きょうだいそれぞれが、別々に見られることはあります。
それぞれのペースで、同じように見守ってあげてください。
Q7|バイリンガル環境は、吃音の原因になりますか?
二つの言語が、吃音の直接の原因になるわけではありません。
心配なときは、ふだんよく使う言葉でゆっくり関わってあげましょう。
不安があれば、専門家に相談すると具体的なアドバイスがもらえます。
Q8|つっかえたり、つっかえなかったりします
吃音は、日や時期によって波があるのがふつうです。
調子のよい日もあれば、目立つ日もあります。
波があるからといって、一喜一憂しなくて大丈夫ですよ。
Q9|園や小学校で、からかわれないか心配です
まずは、園や学校の先生に前もって相談しておきましょう。
先生からまわりの子にやさしく伝えてもらうと、空気が変わります。
本人には「話し方は、あなたの大事な一部だよ」と伝えてあげてください。
Q10|どもりを、指摘したほうが直りますか?
いいえ、指摘して直るものではありません。
むしろ、意識させることで力が入り、逆効果になりがちです。
話し方にはふれず、安心して話せる時間をふやしてあげましょう。
同じように悩んできた、先輩パパ・ママへ
わが子の話し方が気になると、そのたびに胸がきゅっとなりますよね。
「このままだったらどうしよう」と、夜に不安になる日もあると思います。
でも、それは、あなたがちゃんとわが子と向き合っている証拠です。
吃音は、多くの子が通り、そして自然に和らいでいく道です。
だからこそ、うまく関われない日があっても、自分を責めないでください。
今日、最後まで話を聞いてあげられたなら、それだけで十分すてきなことです。
そして、つらいときは一人で抱えこまず、専門家や園にたよってくださいね。
あなたのその「ゆっくり聞く姿勢」が、お子さんにとっていちばんの安心になっています。
🛍️ この記事のテーマに合う育児グッズ
親子でゆったり「話すって楽しい」を積み重ねる、わが家で実際に使ってよかったアイテム👇
・五味太郎 読み聞かせ絵本3冊セット(親子でゆっくり読める名作)
・はじめてのことばずかん600(指でおして言葉に親しむ)
・音が出る みんなのおうたえほん(歌とリズムで声を出す遊びに)
・水で描くお絵かきシート(話す以外の表現も楽しめる親子遊び)
・お米のねんど9色セット(手を動かして落ち着ける遊び)
その他の育児グッズは楽天ROOM(papasuta-room)にまとめています。
まとめ|「話し方」より「話せて楽しい」を大切に
🌱 今日のポイントおさらい
・吃音は「話したい気持ちに口が追いつかない」成長の途中の現象。育て方のせいではない
・2〜5歳に多く、6〜8割は3年ほどで自然に和らぐ
・NGは「ゆっくり話して」「言い直させる」「まね・からかいを放置」
・関わりは「最後まで聞く→中身に反応→大人がゆっくり→せかさない→話す楽しさを積み重ねる」
・力が入る・本人が気にする・半年〜1年続く、は早めに相談を
お子さんが言葉につっかえる姿を見ると、親のほうがはらはらしてしまいますよね。
でも、吃音は、多くの子が通っていく道の一つです。
そして、そのほとんどは、あたたかい見守りと少しの時間で落ち着いていきます。
大切なのは、話し方を直そうとするのではなく、安心して話せる空気をつくること。
「最後まで聞いてくれる」という安心が、お子さんの一番の支えになります。
「これくらいで相談?」とためらわず、不安なときは気軽に頼ってくださいね。
専門家や園の力も、上手にかりていきましょう。
ちょっとした関わりの工夫で、親子の気持ちはずいぶん軽くなります。
今は心配でも、「あのころ気にしてたな」と、いつか笑って振り返れる日がきます。
今日も、お子さんの声にじっと耳をかたむけているあなたは、本当にがんばっています。
どうか、ご自身のこともたっぷりねぎらってあげてくださいね。