年齢別ワクチン接種ガイド総まとめ

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この記事は、「子どもの予防接種って、結局どれをいつ打つの?」ともやもやしているママ・パパに向けたまとめガイドです。

乳児期から学童期まで、受ける予防接種の種類と「どんな病気を防げるのか」を、ひとつずつやさしく整理しました。

むずかしい言葉はできるだけかみくだいています。

お迎え帰りの疲れた頭でも読めるように書きましたので、気になるところから読んでくださいね。

ワクチンには、定期接種と任意接種の2つがあります。

定期接種は、できるだけ受けたい接種で、費用は市区町村が負担してくれます。

任意接種は、受けるかどうかを家庭で決められる接種のことです。

任意接種はお金が自己負担になります。

受けると決めたら、事前に費用を準備しておくと安心です。

それぞれ何回打つかは、接種券や母子手帳に書いてあります。

一度、手元で確認してみてくださいね。

この記事によく出てくる「VPD」は、「ワクチンで防げる病気」という意味です。

子どもがいろいろな病気にかからないように、予防接種は打っておくのがおすすめです。

医療のことは、家庭によっていろいろな考え方があります。

しっかり夫婦で話し合って、お互いが納得する形で予防接種を受けるか受けないか決めてくださいね。

目次

乳児期(2ヶ月から12ヶ月)に打つ予防接種

インフルエンザ菌b型(Hib)

どんな病気?

ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型:Hib)による感染症です。

小さな子どもがかかると、命にかかわることもある重い病気です。

ワクチンが導入される前の日本では、年間およそ600人がヒブによる細菌性髄膜炎(ずいまくえん)になっていました。

細菌性髄膜炎とは、脳を包む膜に菌がついて炎症を起こす病気のことです。

海外では1980年代に子ども向けのワクチンが作られました。

定期接種に組みこんだ国では、この病気が99%も減ったと言われています。

かかる子どもの多くは0〜1歳で、生後5か月ごろから急にふえます。

保育園などの集団生活では、2〜3倍かかりやすいとされています。

小児肺炎球菌

どんな病気?

肺炎球菌(はいえんきゅうきん)による感染症です。

小さな子どもがかかると、重くなりやすいVPDです。

とくに2歳以下の子どもは、この菌への免疫がほとんどありません。

そのため重症化しやすいのです。

脳を包む膜に菌がつく細菌性髄膜炎や、血液に菌が入る菌血症(きんけつしょう)などを起こすことがあります。

重い肺炎や中耳炎の原因になることもあります。

ワクチンが導入される前の日本では、肺炎球菌による細菌性髄膜炎が年間200人ほど発生していました。

この病気も、集団保育の子どもは2〜3倍かかりやすいと言われています。

ロタウイルス

どんな病気?

ロタウイルスによって、下痢やおう吐が起こるVPDです。

「おう吐下痢症」とも呼ばれますが、正しくはウイルス性の胃腸炎です。

胃腸炎を起こすウイルスの中でも、もっとも重くなりやすいのがロタウイルスです。

水のような下痢が何回も続き、おう吐もともないます。

体から水分が失われて、脱水症になることもあります。

脱水にならなくても、子どもにとってはとてもつらい症状です。

感染力が強く、保育園などであっという間に広がります。

手洗いだけで完全に防ぐのはむずかしい病気です。

根本的な治療法がないため、ワクチンでの予防がとても大切です。

B型肝炎

どんな病気?

B型肝炎ウイルスによるVPDです。

このウイルスは体に入ると肝炎を起こします。

長く肝臓にすみつくと、将来、肝硬変や肝臓がんの原因になることがあります。

とても感染力が強いウイルスです。

出産のときに母親から子どもへうつることがあります。

また、家族や身近な人からうつることもあります。

とくに子どもの場合は、感染経路が分からないことも多いとされています。

知らないうちに家族からうつってしまうケースもめずらしくありません。

だからこそ、早めのワクチンで守っておくことが大切です。

4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)

ジフテリア

どんな病気?

ジフテリア菌が、のどなどについて起こる重いVPDです。

この菌は毒素を出して、神経や心臓の筋肉をおかします。

今はワクチンと薬が効くため、日本ではほとんど患者はいません。

ただし、ワクチンをやめた国では流行が起き、多くの犠牲者が出た例もあります。

百日せき

百日せき菌という細菌が、のどなどについて起こるVPDです。

感染力がとても強く、多くは家族や周りの人からうつります。

大人がかかると苦しくても、命にかかわることはあまりありません。

問題は、赤ちゃんや家族にうつしてしまうことです。

とくに生後6か月以下、なかでも3か月以下の赤ちゃんがかかると重症化しやすいです。



破傷風

どんな病気?

破傷風菌(はしょうふうきん)が傷口から体に入って起こる重いVPDです。

体の中で毒素を出し、筋肉をけいれんさせます。

深い傷だけでなく、ガーデニングでできる小さな傷でも起こることがあります。

人から人へうつる病気ではありません。

40歳以上では、毎年100人以上がかかっています。

これは昔、ワクチンを受けられなかった世代だからです。

子どものころに三種混合を受けた人も、大人になると抗体が減ってきます。

そのため、追加の接種がすすめられています。

ポリオ

どんな病気?

ポリオウイルスによって感染するVPDです。

かかっても多くは症状が出ないか、かぜのような軽い症状だけです。

しかし、まれに手足にまひが残ることがあります。

日本でもかつては大流行したことがありました。

ワクチンのおかげで、今は流行がおさえられています。

BCG(結核)

どんな病気?

結核菌(けっかくきん)によって感染するVPDです。

患者のせきやくしゃみのしぶきを吸いこむと感染します。

肺や、脳を包む膜などに炎症を起こします。

多くは結核にかかっている家族や身近な人からうつります。

結核患者の少ない国では、BCGをやめているところもあります。

ただ、日本は世界的に見ると患者数が中くらいのため、今もワクチンを行っています。

ワクチンを受けている子どもの患者数は、とても少なくおさえられています。

昔は日本人の死因の1位でしたが、今は適切に薬を飲めば多くは治ります。

詳細記事↓

幼児期(12ヶ月から6歳まで)に打つ予防接種

麻しん

どんな病気?

麻しん(ましん)ウイルスによって起こる、とても重いVPDです。

感染力がたいへん強く、命にかかわる合併症を引き起こすこともあります。

日本は2015年に、世界保健機関(WHO)から「麻しんの排除国」に認定されました。

それでも、外国から持ちこまれたウイルスで発生することがあります。

ワクチンを受ける人が減れば、また流行してしまう病気です。

風しん

どんな病気?

風しん(ふうしん)ウイルスによって、熱と発しんが出るVPDです。

日本では、今でも流行することがあります。

かかる年齢は、生後1歳くらいからです。

大人はかかっても軽く済むことが多いですが、重くなる例もあります。

感染力が強く、症状が出ないまま人にうつすこともあります。

水疱瘡(みずぼうそう)

どんな病気?

水ぼうそうのウイルスによって起こる、感染力の強いVPDです。

多くはそれほど重くなりませんが、重症になる子どもも一定数います。

空気感染もあるため、どこで感染するか分かりません。

とくに多いのは、生後6か月から4歳ごろです。

保育園でうつることも多く、その間は親が仕事を休む必要も出てきます。

日本脳炎

どんな病気?

日本脳炎ウイルスをもった蚊に刺されることで感染するVPDです。

かかってしまうと重くなることがある病気です。

名前は日本脳炎ですが、東南アジアの広い地域で流行しています。

今の国内の患者数は、年間10人以下です。

地域では西日本に多く見られます。

ただ、温暖化のため今後は北へ広がると予想されています。

子どもは移動することもあるため、接種がすすめられています。

おたふくかぜ

どんな病気?

おたふくかぜのウイルスによるVPDです。

軽く済むことが多いですが、重い合併症を起こすこともあります。

「うちの子だけは大丈夫」という保証はありません。

世界の多くの国では、定期接種で2回受けるため流行はあまりありません。

一方、日本では任意接種で自己負担、しかも1回だけが習慣になっています。

そのため、今も毎年多くの子どもが合併症で苦しんでいます。

ワクチンでしっかり防いであげたい病気です。

詳細記事↓

学童期(7歳以上の子ども)に打つ予防接種

ジフテリア

どんな病気?

ジフテリア菌が、のどなどについて起こる重いVPDです。

この菌は毒素を出して、神経や心臓の筋肉をおかします。

今はワクチンと薬が効くため、日本ではほとんど患者はいません。

ただし、ワクチンをやめた国では流行が起きた例もあります。



破傷風

どんな病気?

破傷風菌が傷口から体に入って起こる重いVPDです。

体の中で毒素を出し、筋肉をけいれんさせます。

深い傷だけでなく、小さな傷でも起こることがあります。

人から人へうつる病気ではありません。

子どものころに三種混合を受けた人も、大人になると抗体が減ってきます。

そのため、追加の接種がすすめられています。

ヒトパピローマウイルス

どんな病気?

ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症です。

おもに性交渉によって、粘膜にうつるウイルスです。

種類が多く、中には子宮頸(けい)がんの原因になるものがあります。

そのほか、のどや肛門などのがんの原因になることもあります。

子宮頸がんの原因になりやすいタイプは、若い人に多いといわれています。

女性の多くが、知らないうちにかかったり治ったりしているとされています。

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まとめ

このように、予防接種は乳児期から学童期まで、たくさん受ける必要があります。

子どもを守るために、少しずつ知識をつけて準備しておきましょう。

予防接種のあと、子どもは本当に注射を嫌がりますよね。

予防接種をした後は声かけをしっかりやってフォローしてあげてください。

  • 痛かったね
  • 痛くて泣きたくなっちゃったね
  • 痛いのを我慢したんだね
  • 不安で怖かったよね
  • 何か好きなもの食べる?

子どもの感情を引き出すような声かけができるとGOODです。

今回引用させていただいたのは「KNOWVPD!」というホームページです。

ワクチンについて、さまざまな情報がのっています。

気になる方は、ぜひ見に行ってみてください。

ワクチンについてくわしく知ることができますよ。

子どもがいろいろな病気にかからないように、予防接種は打っておくのがおすすめです。

医療のことは、家庭によっていろいろな考え方があります。

しっかり夫婦で話し合って、お互いが納得する形で受けるか受けないかを決めてくださいね。

各詳細記事には、どんな病気かの他に症状や経過、重症になると・・・などの情報も載っているのでぜひ見てみてください。

それではこれで「育児編総まとめ ステップ4からステップ6」を終わります。

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