【完全版】絵本の読み聞かせはいつから?効果・年齢別の読み方とコツ|嫌がるときの対応・絵本の選び方・声かけ例【2026年版】

「絵本の読み聞かせって、いつから始めればいいの?」

「読んであげても、途中でどこかへ行ってしまう…」。

「毎日読んだほうがいいのは分かるけど、正直、疲れて続かない」。

そんなふうに、読み聞かせで悩んでいるママ・パパは、とても多いです。

じつは読み聞かせは、上手に読む必要はまったくありません。

大切なのは「じょうずに読むこと」ではなく「いっしょに楽しむこと」です。

この記事では、絵本の読み聞かせはいつから始めればいいのか、年齢別にまとめました。

読み聞かせの効果、年齢別の読み方のコツ、嫌がるときの対応、絵本の選び方まで、順番に見ていきます。

むずかしい準備はいりません。

今日、家にある1冊を手にとるだけで、すぐに始められます。

読み終わるころには、「今夜、この1つから試してみよう」と思えるはずです。

📚 あわせて読みたい・ことばと心を育てるシリーズ

読み聞かせとあわせて読むと、子どものことばと心の育ちがぐっと分かる記事をまとめました。

▶ 子どもの言葉が遅い?発語の目安と家庭でできる関わり方

▶ 子どもの寝かしつけのコツ完全ガイド

▶ 子どもの外遊びはなぜ大切?年齢別のおすすめ運動

※この記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。絵本に興味を持つ時期や、集中して聞ける長さには大きな個人差があります。ここに書いた年齢の目安は、あくまで“だいたいの流れ”です。お子さんのペースを大事に、あせらず読んでいただけたらうれしいです。

目次

絵本の読み聞かせって、いつから?何をすればいいの?

絵本の読み聞かせって、いつから?何をすればいいの?の図解

「読み聞かせ」と聞くと、なんだかきちんとやらなきゃ、と感じますよね。

「毎晩読まなきゃ」「感情をこめて読まなきゃ」と、身がまえてしまうママ・パパも多いです。

でも、読み聞かせに「正しいやり方」や「合格ライン」はありません。

ひざの上で、絵本を1ページめくってみる。

それだけで、もう立派な読み聞かせです。

いつから始めてもよく、生後すぐの赤ちゃんでも大丈夫です。

そして、いちばん知っておいてほしいことがあります。

小さいうちは、お話の内容が分からなくても、まったく問題ないということです。

赤ちゃんにとっては、大好きな人の声が聞こえること自体が、うれしい時間なのです。

絵本を通して、親子で同じ絵を見つめる。

この「親子で同じものを見つめ合う時間」を、心理学では「共同注意」と呼びます(赤ちゃんと大人が、同じものに気持ちを向け合うことです)。

むずかしい言葉ですが、意味はシンプルです。

つまり「同じ絵を見て、いっしょに笑ったり指さしたりする時間」そのものが、心とことばを育てるということです。

だから、最後まで読み切れなくても大丈夫です。

まずは、子どもの好きなページを、いっしょにながめる。

その積み重ねが、やがて「絵本って楽しい」という気持ちにつながっていきます。

💛 いちばん大事なこと

読み聞かせは「じょうずに読むこと」がゴールではありません。

「絵本の時間って楽しいな」と、子どもが感じられることがいちばん大切です。

最後まで読めなくても大丈夫。まずは、親子でにこにこ過ごせる時間にしましょう。

読み聞かせが、子どもにとって大事な4つの理由

読み聞かせが、子どもにとって大事な4つの理由の図解

「まだ小さいし、読んでも分からないかな」と思う日もありますよね。

でも、読み聞かせの時間には、うれしい育ちがたくさんつまっています。

1. ことばをためて、話す力の土台になる

絵本には、ふだんの会話に出てこないことばがたくさん出てきます。

その一つひとつが、子どもの頭の中に、少しずつためられていきます。

すぐに話さなくても、たくさん聞いたことばが、やがて話す力の土台になりますよ。

2. 気持ちを表すことばを覚えられる

「うれしい」「こわい」「さびしい」。

絵本のお話を通して、子どもは気持ちを表すことばに出会います。

自分の心を言葉にできると、かんしゃくが減っていくこともあります。

3. 親子でふれあい、心が安定する

読み聞かせは、ひざの上でぴったりくっついて過ごす時間です。

大好きな人の声とぬくもりに包まれると、子どもの心はほっと安定します。

この安心感が、日中のチャレンジを支える土台になっていきます。

4. 集中する力・想像する力が育つ

絵を見て、お話の続きを頭の中で思いえがく。

これは、集中する力や、想像する力を育てる、とてもよい練習になります。

「この次どうなるんだろう?」とわくわくする気持ちが、学ぶ意欲の芽ばえにもなりますよ。

読み聞かせでやりがちな3つのNG

読み聞かせでやりがちな3つのNGの図解

よかれと思ってやっていることが、じつは子どもの「絵本ばなれ」につながっていることがあります。

まずは、気をつけたい3つを見てみましょう。

⚠️ やりがちな3つのNG

NG1:「最後まで座って聞きなさい」と強いる
集中できる時間は年齢によってちがいます。無理に座らせると、絵本そのものが苦手になることもあります。

NG2:「これ読んだでしょ」と同じ本をいやがる
子どもは同じ本を何度も読みたがります。くり返しは安心と学びの証。いやがらず、つき合ってあげましょう。

NG3: 読んだあとに「どんなお話だった?」とテストする
感想を問いつめると、絵本が“お勉強”になってしまいます。楽しかったね、で十分です。

どれも、子どもを思うからこそ、やってしまいがちなことです。

「やっていたな」と気づいたら、今日からゆっくり変えていけば大丈夫ですよ。

読み聞かせを楽しくする5つのコツ

読み聞かせを楽しくする5つのコツの図解

ここからは、読み聞かせがぐっとラクになる、5つのコツを紹介します。

どれも今日からできる、小さな工夫ばかりです。

1. 上手に読もうとしなくていい

アナウンサーのように、じょうずに読む必要はありません。

いつものパパ・ママの声が、子どもにとっていちばん心地よい声です。

とちゅうでつっかえても、棒読みでも、まったく問題ありませんよ。

2. 「話しかけながら」読んでみる

文字をそのまま読むだけでなく、ときどき絵を指さして話しかけてみましょう。

「わんわん、どこかな?」「これ、おいしそうだね」と声をかけると、子どもがぐっと引きこまれます。

この、読みながら子どもに話しかける読み方を、心理学では「対話型の読み聞かせ」と呼びます(ウィットハーストという研究者がすすめた方法です)。

むずかしそうですが、やることはひとつだけ。

つまり、絵本を「読んで聞かせるもの」から「いっしょにおしゃべりするもの」に変えるだけです。

3. 子どもが選んだ本を読む

「これがいい!」と持ってきた本を、まず読んであげましょう。

自分で選んだ本だと、子どもの聞く気持ちがぐっと高まります。

たとえ同じ本ばかりでも、それがその子の「いま大好きな1冊」なのです。

4. 短くても、毎日ちょっとずつ

1日1冊、5分でも十分です。

長い時間よりも、短くても毎日続けるほうが、絵本が身近になります。

「今日は1ページだけ」の日があっても、まったく問題ありませんよ。

5. 読み終わりを「楽しかったね」で結ぶ

読み終わったら、「おもしろかったね」とにっこり伝えましょう。

楽しい気持ちで終わると、「また読みたい」の気持ちが育ちます。

感想を問いつめず、いっしょに余韻を味わうのがコツですよ。

年齢別・読み聞かせ 早見表でチェック

「うちの子の年齢だと、どんな絵本をどう読めばいいの?」という声をよく聞きます。

読み聞かせの楽しみ方は、年齢によって少しずつ変わっていきます。

下の早見表で、わが子に合った絵本と読み方をチェックしてみましょう。

年齢の目安 おすすめの絵本 読み方のコツ ここに注目
0歳(ねんね〜) はっきりした色・くり返しの音の絵本 ゆっくり・やさしい声で、抱っこして読む 内容より「声とふれあい」が目的です
1歳前後 身近なもの・動物・食べ物の絵本 絵を指さして「わんわんだね」と声かけ 最後まで読めなくてOKです
2歳前後 短いストーリー・くり返しのある絵本 「次どうなる?」と問いかけながら読む 同じ本のくり返しを大切に
3歳前後 気持ちが出てくるお話・生活の絵本 登場人物の気持ちを一緒に考える お話の世界を楽しめる時期です
4〜6歳 少し長い物語・図鑑・昔話 読んだあと、感想を自由に話し合う 想像する力がぐんと伸びます

大きな流れは「声を楽しむ→絵を楽しむ→お話を楽しむ→物語を楽しむ」の順です。

年齢はあくまで目安なので、わが子の「好き」に合わせてあげてくださいね。

0〜1歳の赤ちゃんへの読み聞かせ、どうする?

0〜1歳の赤ちゃんへの読み聞かせ、どうする?の図解

「まだことばも分からない赤ちゃんに、絵本っているの?」と思いますよね。

もちろん、大丈夫です。

赤ちゃんへの読み聞かせは、お話を伝えることより「声とふれあい」が目的です。

抱っこして、やさしい声で読むだけで、赤ちゃんはうれしい刺激をたくさん受け取ります。

「まんまるお月さまだね」「ぞうさん、大きいね」と、見えたものを言葉にしてあげましょう。

この語りかけが、赤ちゃんの心とことばの育ちを、そっと支えます。

絵本をなめたり、かんだりしても、しかる必要はありません。

赤ちゃんは、口でものを確かめる時期なので、それも大切な学びです。

やぶれにくい厚紙の絵本や、洗える布絵本を選ぶと、安心して渡せますよ。

読む時間は、1〜2分の短い時間で十分です。

赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。

読み聞かせを嫌がる・集中しないときは

読み聞かせを嫌がる・集中しないときはの図解

「読もうとすると、どこかへ行ってしまう」。

「ページをどんどんめくって、お話にならない」。

そんなとき、無理に座らせて読む必要はありません。

じつは、じっと座って最後まで聞けないのは、その年齢ではごくふつうのことです。

まずは、子どもがめくるままに、絵をながめるだけでも大丈夫です。

「あ、ねこさんだ」と、目にとまった絵を一言そえてあげましょう。

お話の途中でも、子どもが興味を持ったページで止まってOKです。

眠い時間やおなかがすいた時間は、だれでも集中できません。

機嫌のよい時間を選ぶだけで、ぐっと聞いてくれることもありますよ。

それでも興味がなさそうな日は、その日はやめてかまいません。

「絵本=楽しい」の気持ちを守ることが、いちばん大切だからです。

ことばの発達が気になるときは、子どもの言葉が遅い?発語の目安と家庭でできる関わり方もあわせて読んでみてください。

そのまま使える 読み聞かせの声かけ例

「どう話しかければいいの?」と迷いますよね。

そのまま使える声かけ例を、場面別にまとめました。

絵本に興味を持たせたいとき

「見て、これなんだと思う?」と、表紙を見せてわくわくさせます。

「今日はどの本にする?」と、選ぶところから楽しみにしましょう。

読みながら引きこみたいとき

「わんわん、どこにいるかな?」と、絵さがしをうながします。

「この次、どうなると思う?」と、続きを想像させると夢中になります。

同じ本ばかり持ってくるとき

「これ、大好きだね」と、その子の“お気に入り”を受け止めます。

くり返し読むうちに、子どもはセリフを覚えて自信をつけていきますよ。

途中でどこかへ行ってしまうとき

「ここまで聞けたね、えらい!」と、できたところをほめます。

「続きは、また今度読もうね」と、無理に引きもどさないのがコツです。

読み終わったとき

「おもしろかったね」と、いっしょに余韻を味わいます。

感想を問いつめず、「どこが好きだった?」とやさしく聞くくらいで十分です。

どんな絵本を選べばいい?年齢別の選び方

「本屋さんで、どれを選べばいいか迷う」という声もよく聞きます。

絵本選びは、むずかしく考えなくて大丈夫です。

0歳のうちは、色がはっきりして、音のくり返しが楽しい絵本がおすすめです。

「ぶーぶー」「ころころ」といった、耳に心地よい音の本を赤ちゃんは喜びます。

1〜2歳には、動物や食べ物など、身近なものが出てくる絵本が向いています。

知っているものが絵本に出てくると、子どもはうれしくなって指をさします。

3歳ごろからは、短いお話や、気持ちが出てくる絵本を楽しめるようになります。

4〜6歳には、少し長い物語や、図鑑、昔話も世界が広がっておすすめです。

迷ったときは、図書館で借りて、子どもの反応を見てから買うのも賢い方法です。

ロングセラーと呼ばれる長く読まれてきた絵本は、やはり子どもの心をつかむ力がありますよ。

季節や行事に合わせた絵本えらび

絵本は、季節や行事に合わせて選ぶと、ぐっと身近に感じられます。

春なら、花やちょうちょが出てくる絵本を読むと、お散歩がもっと楽しくなります。

夏は、海やお祭り、虫が出てくる絵本で、季節の楽しさを味わえます。

秋は、どんぐりや落ち葉、食べ物の絵本が、実りの季節にぴったりです。

冬は、雪だるまやクリスマス、お正月の絵本で、行事への期待がふくらみます。

「絵本で見たね」と実物とつなげると、子どもの理解と感動が深まります。

誕生日や入園など、節目の行事に合わせた絵本も、心の準備に役立ちます。

季節の絵本は、図書館でその時期になると特集されていることも多いですよ。

絵本を通して、四季のうつろいを親子で感じられるのも、うれしい楽しみ方です。

パパができる読み聞かせ

読み聞かせは、パパの出番がたくさんあります。

低くて大きなパパの声は、ママとはちがう楽しさがあり、子どもは大よろこびします。

ダイナミックに動物の声をまねたり、体をゆらしたりする読み方は、パパが得意なことも多いですよね。

寝る前の1冊をパパの担当にすると、それだけでママがひと息つけます。

「今日はパパが読むね」の一言が、ママの大きな支えになりますよ。

パパとの絵本時間は、子どもにとって特別なふれあいの時間になります。

毎日でなくても、休みの日の1冊だけでも十分です。

パパが読む姿を見せることは、「本っておもしろい」というメッセージにもなります。

その姿は、子どもが大きくなってからの読書習慣にも、そっとつながっていきますよ。

いつ読む?読み聞かせを続けるコツ

「毎日続けたいけど、なかなか時間がとれない」。

そんなときは、生活の中に読み聞かせを組みこんでしまうのがコツです。

いちばんのおすすめは、寝る前の時間です。

お布団の中で1冊読むと、子どもが落ち着いて、寝つきがよくなることもあります。

寝かしつけに悩んでいるときは、子どもの寝かしつけのコツ完全ガイドもあわせてどうぞ。

朝の身支度のあとや、お昼ごはんの前など、時間を決めておくのもいい方法です。

時間を決めると、「絵本の時間」が生活のリズムになり、続けやすくなります。

絵本を子どもの手のとどく場所に置くのも、大切な工夫です。

いつでも手にとれると、子どもが自分から「読んで」と持ってくるようになりますよ。

疲れて読めない日は、読み聞かせのCDや、絵本の動画にたよってもかまいません。

「毎日完璧に」ではなく、「無理なく長く」を大切にしましょう。

きょうだいがいるときの読み聞かせのコツ

上の子と下の子がいると、読み聞かせに悩みますよね。

年齢がちがうと、好きな絵本も、聞ける長さもちがいます。

まず、下の子向けの短い絵本と、上の子向けの絵本を、1冊ずつ読むのがおすすめです。

「今日は○○ちゃんの本と、お兄ちゃんの本、両方読もうね」と伝えましょう。

下の子が途中で飽きても、しからず、そばで遊ばせておいて大丈夫です。

上の子には「いっしょに読んでくれる?」と、読み手役をおねがいするのも楽しい方法です。

声に出して読むことは、上の子の自信やことばの力にもつながります。

「お兄ちゃんが読むと、○○ちゃんうれしそうだね」と、頼りにする言葉をかけましょう。

一人ずつゆっくり読めない日は、みんなで1冊を囲むだけでも、あたたかい時間になりますよ。

図書館やサブスクを、賢く使おう

「絵本って、そろえるとお金がかかる」と感じますよね。

そんなときは、図書館をどんどん活用しましょう。

図書館なら、いろいろな絵本を無料で試せて、子どもの「好き」が見つかります。

気に入った1冊だけを買えば、むだがありません。

多くの図書館では、赤ちゃん向けの「おはなし会」も開かれています。

プロの読み聞かせを見ると、読み方のヒントがたくさんもらえますよ。

最近は、毎月えらんだ絵本が届く定期便のサービスもあります。

年齢に合った絵本が自動で届くので、選ぶのが苦手な方には便利です。

おさがりや、フリマアプリで絵本を安く手に入れるのも、かしこい方法です。

お金をかけなくても、子どもの絵本の世界は、いくらでも広げられますよ。

絵本の時間がもっと楽しくなる、小さな工夫

いつもの読み聞かせに、ちょっとした工夫を足すだけで、ぐっと楽しくなります。

まず、読む前に表紙を見せて「今日はどんなお話かな?」とわくわくさせましょう。

登場人物の声を、少し変えて読むと、子どもは大よろこびします。

くり返しのセリフは、子どもといっしょに声に出すのも楽しいです。

「ぴょーん」の場面で、いっしょにジャンプするなど、体を動かすのもおすすめです。

絵本に出てきた食べ物を、次の日のごはんに出すのも、世界が広がる工夫です。

お散歩で「絵本に出てきた花だね」と話すと、絵本と生活がつながります。

むずかしいことは、いりません。

「いっしょに楽しむ」という気持ちさえあれば、それがいちばんの工夫ですよ。

読み聞かせがうまくいかない日の、親の心の持ち方

読もうとしても、子どもがぐずってできない日もあります。

SNSで見る「絵本好きな子」とくらべて、落ちこむこともありますよね。

でも、うまくいかない日があって、当たり前です。

子どもの機嫌も、興味も、その日によって変わります。

絵本を好きになる時期にも、大きな個人差があります。

今は興味がなくても、ある日とつぜん夢中になる子も、たくさんいます。

だから、「うちの子は絵本が嫌いなのかも」と、決めつけないでください。

親が「読ませなきゃ」と気負いすぎると、その緊張は子どもに伝わります。

「今日は読まない」と決める日があっても、まったく問題ありません。

親が笑顔でいられることが、いちばんの読み聞かせの土台ですよ。

赤ちゃんが絵本をなめる・かむ・やぶくときは

「せっかくの絵本を、なめたり、やぶいたりして困る」。

そんな悩みも、とてもよく聞きます。

でも、赤ちゃんが絵本を口に入れるのは、しかることではありません。

この時期の赤ちゃんは、口でものを確かめて、世界を知っていきます。

絵本をなめるのも、りっぱな「絵本とのふれあい」なのです。

とはいえ、大事な絵本をやぶられるのは、親としてつらいですよね。

そんなときは、やぶれにくい厚紙の絵本を選ぶと安心です。

お風呂でも使える、洗えるビニールや布の絵本もおすすめです。

なめても大丈夫な素材を選べば、親も気持ちよく渡せます。

大切にしたい紙の絵本は、少し大きくなってから、いっしょに読めばいいのです。

「ものを大事にする気持ち」は、成長とともに、ゆっくり育っていきますよ。

働くパパ・ママの「時短でも心が届く」読み聞かせ

「帰宅が遅くて、ゆっくり絵本を読む時間がない」。

共働きのご家庭では、これは切実な悩みですよね。

でも、読み聞かせは、長い時間をかける必要はありません。

1日1冊、たった5分でも、子どもの心にはしっかり届きます。

大切なのは長さではなく、「あなたのために読むよ」という気持ちです。

朝の出かける前に、短い絵本を1冊だけ読むのもいいですね。

寝る前の1冊を、その日いる親が読む、と決めておくのもおすすめです。

どうしても時間がとれない日は、休みの日にまとめて楽しむ形でも大丈夫です。

「毎日読めなくてごめんね」と、自分を責める必要はありません。

短くても、あなたのひざの上で聞いた時間は、子どもの宝物になっていますよ。

字が読めるようになっても、読み聞かせは続けていい

「もう自分で字が読めるから、読み聞かせは卒業かな?」と思いますよね。

でも、字が読めるようになっても、読み聞かせをやめる必要はありません。

自分で読むのと、読んでもらうのは、子どもにとって別のよろこびです。

自分で読むときは、字を追うのに精いっぱいになりがちです。

読んでもらうときは、お話の世界にゆったりひたることができます。

だから、小学生になっても、読んでほしがるうちは読んであげて大丈夫です。

むしろ、少し長い物語を読んであげると、子どもの世界がぐっと広がります。

読み聞かせは、親子でいっしょに過ごす、あたたかいふれあいの時間でもあります。

「もう大きいから」と急いで卒業させず、子どもが「いらない」と言うまで続けましょう。

その時間は、大きくなった子どもの、心の安全基地になっていきますよ。


よくある質問(FAQ)

Q1. 読み聞かせは、いつから始めればいいですか?

「何歳から」という決まりはありません。

生後すぐの赤ちゃんでも、やさしい声を聞かせるだけで立派な読み聞かせです。

思い立った今日が、始めどきですよ。

Q2. 読んでも、途中でどこかへ行ってしまいます

まったく心配いりません。

小さいうちは、最後まで座って聞けないのが自然な姿です。

聞けたところまでをほめて、無理に引きもどさなくて大丈夫ですよ。

Q3. 同じ本ばかり持ってきます。いいの?

とてもよいことです。

同じ本のくり返しは、子どもの安心と学びの証です。

飽きるまで、何度でもつき合ってあげましょう。

Q4. じょうずに読めません。抑揚もつけられません

じょうずに読む必要は、まったくありません。

いつものパパ・ママの声が、子どもにいちばん心地よい声です。

棒読みでも、つっかえても、伝わる愛情は変わりませんよ。

Q5. 毎日読んだほうがいいですか?

毎日読めれば理想ですが、「読まなきゃ」と気負う必要はありません。

週に数回でも、短くても、続けることが大切です。

親子の負担にならないペースで、無理なく続けましょう。

Q6. 読み聞かせは、ことばの発達に効果がありますか?

たくさんのことばに触れることは、話す力の土台になります。

ただし、効果を急がず「楽しい時間」として続けるのがいちばんです。

ことばの遅れが気になるときは、園や健診で相談してみましょう。

Q7. 動画やアプリの読み聞かせでもいいですか?

疲れて読めない日は、たよってもかまいません。

ただ、いちばんの栄養は、大好きな人の声とぬくもりです。

デジタルとのつき合い方は子どものスマホ・ゲーム時間のルールの決め方も参考にしてください。

まとめ:今日からできる1つだけ

最後に、今日のポイントをまとめます。

🌱 この記事のまとめ

・読み聞かせに「正しいやり方」はありません。いっしょに楽しめれば大成功です。

・生後すぐから始めてOK。内容が分からなくても、声とふれあいが栄養になります。

・絵を指さして話しかける「対話型」だと、ぐっと引きこまれます。

・強いる・くり返しをいやがる・感想をテストする、の3つがNGです。

・毎日完璧より、短くても長く。親子で楽しい時間にしましょう。

今日からできることを、1つだけ選ぶとしたら。

それは「寝る前に、子どもが選んだ絵本を1冊だけ読む」ことです。

短くても「おもしろかったね」で終わるのが、いちばんの成功です。

その小さな一歩が、「また読みたい」の毎日につながっていきますよ。

あわせて読みたい

読み聞かせや、子どものことば・心の育ちに寄り添う関わりで役立つ記事です。

▶ 子どもの言葉が遅い?発語の目安と家庭でできる関わり方

▶ 子どもの寝かしつけのコツ完全ガイド

▶ 0〜3歳の脳育てガイド|月齢別ロードマップ

▶ 子どもの睡眠時間|年齢別の目安早見表

▶ 子どものスマホ・ゲーム時間のルールの決め方

おわりに

読み聞かせは、「ちゃんとやらなきゃ」とかまえてしまいがちですよね。

じょうずに読めているかな、毎日続けられているかな、と気になる日もあると思います。

でも、子どもにとっての絵本の時間は、お勉強の時間ではありません。

大好きな人のひざの上で、いっしょに笑い合う、しあわせな時間です。

今日は、1ページだけ読めた。

明日は、子どもが指をさして笑った。

その小さな積み重ねが、子どもの「絵本って楽しい」を育てていきます。

じょうずに読めるかどうかで、あせらなくて大丈夫です。

あせらず、比べず、わが子のペースで。

あなたの声で読んでもらう時間そのものが、子どもにとって何よりの宝物です。

うまく読めない日があっても、それでいいのです。

絵本を開こうとしたあなたの気持ちは、ちゃんと子どもに伝わっています。

いっしょに、「絵本って楽しいね」の毎日を育てていきましょうね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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